誰がお客様？ フリーランスや個人開発者として生きていくために大切なこと

フリーランスや個人開発者（個人事業主）は、大きく２つの働き方がある。

・働き方１：
　法人と取引をする、サービス提供する

・働き方２：
　エンドユーザーと取引する、サービス提供する

「どちらを選べばいいか？」は、好み＋性に合っている方で決めたらいい。ただし、どちらが楽しいのか？という基準で選ぶことが大事で、そちらの方が長期的に続けられる可能性が高い。

でもそのためには一度経験するか、限りなく実体験に近いシミュレーションを経験しないとその肌感がわからないのでぜひとも早い段階でリスクがない時代で経験をして欲しい。

ちなみにどちらを選んでも、求められるスキルや業務内容の能力があるので、セットで書いてみたい。

１｜２つの大きな方針の特徴

・働き方１：
　法人と取引をする、サービス提供する

いわゆる会社を相手にサービスを提供して取引するということ。会社から仕事をもらったり請負ったりして収入を得るということだ。単価は高めだがクライアント数は少なめになるのが一般的。

・働き方２：
　エンドユーザーと取引する、サービス提供する

自分が直接エンドユーザーに商品やサービスを提供すること。例えば、自分でアプリ開発をしてストアに登録して販売を直接行うといったケース。単価は安くなりがちだが顧客数は多めになるのが一般的。

２｜仕事を増やすためには？

フリーランス、個人開発、個人事業主の場合は仕事が継続しないと収入が途絶えてしまう。そのためにやるべきことがある。集客だ。

集客のためにはこれまた３つの方法に大別される。

１.営業して仕事をもらう
２.紹介をもらう
3.宣伝、広告を行い自分で顧客を集める

「働き方１：法人取引」の場合、営業や紹介で仕事をもらう方法は、フリーランスや経営者でも大事な活動ゆえ、基本的には常に行っていくことである。あまりにも問い合わせや紹介が多い場合は営業等は行わないこともあるが、一般的には常に継続する活動である。

「働き方２：の場合」、受託をしない限りは営業や紹介というよりも、自分で宣伝、広告を行ってエンドユーザーを集めなくては商売が成り立たない。

しかしながら最終的にはどちらのケースでも、「3.宣伝、広告を行い自分で顧客を集める」ことが理想的で、広告を出しても仕事を得られること、利益が出るような構造ができることが会社としての１つのゴールだったりする。

まとめ｜いい仕事を行うためにも

上記では触れていないが、紹介されるにせよ、顧客の信頼度をあげるにせよ、いい仕事をしないと後がない。

ここを忘れた状態で顧客やエンドユーザーにサービスを提供してもあまり意味がないことは、ゲームサービスの提供もしかり、お仕事も同じことなので、自分に伝える意味でも肝に銘じておきたいと思う。

補足｜すべて1人でやろうとすると破綻する

フリーランスや個人開発者（個人事業主）は、会社員とは異なり1人で全ての機能を集約、実行しなくてはいけない。

例えば、事務、経理、法務などのバックオフィス。PC設定、サーバー設定、メールアドレスなどを含めたITヘルプ、IT支援。カスタマーサポートなどなど。

つまり本業であるクリエイティブな部分でお金を得たいとしても、クリエイティブの前には作るための準備、売る準備、その後の入金処理や顧客対応までもセットで必ず付属するということである。

そして最も大事な仕事の上でもあげたが、集客（場合によってはプレゼント資金調達）という付き纏う。最初のうちはいいが、これらの仕事を常にやるというのはかなりハードな上に相当な人力が必要になってしまう。

会社を大きくしようと思わなければ、個人の力量や望む力量で業務が継続できるが、意外にもそれが理解できていない人が多いことも事実である。

挫折する人のケースや先輩方を見ていると、自分は万能であるという勘違いからいろいろな仕事を1人でやろうとして破綻するケースも多くある。そうならないためにも、自分には得意不得意があるんだと認識することと、苦手なことは委任すること、採用すること、プロはプロに任せることはとても重要だということを最後に付け足しておきたい。