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【オンラインゲーム・アプリ】長期運営のメリットとデメリット

最近のゲームは運営型、
長期サービスがマストです。

サービスは
長期運営になることを目標としていますが
しかしながら一部ではデメリットが
起こりうることもあります。

今回はそんなデメリットに焦点を当てて、
現場にいた視点からの課題とあわせて
お伝えできたらと思います。


<長期運営するメリットデメリットについて>

メリット

・コスト低減しやすい
・利益を最大化しやすい
・実践しながら学べる、研修用教材で使いやすい
・広告担当の運用スキルが上がる
・ゲーム運営担当のスキルも上がる
・そのサービスに精通した人の採用がしやすくなる
 =カルチャーフィット採用がしやすくなる

デメリット

・新しい物好きの人は飽きてくる
 =モチベーションが下がってくる
・利用技術が陳腐化してしまう可能性がある
・古い技術を使い続けていると採用が難しくなる
・じじぃになるw
・浦島太郎になる


<注意すべきポイント>

1:運用ノウハウを俗人化させすぎない

事業規模にもよりますが、
規模を拡大したいのならば、
特定要素を俗人化させすぎないことが重要です。

俗人化とは、一騎当千の働きをする
特定の人に頼り切ることです。

この人がいるからこそ
サービスが成り立っているというのは
大効率ができているように見えます。

ただ、この人が体調を崩したり、
離職した時点で一気に崩れることが自明なので、
リスクも最大化しているということにもなります。

これが特に企業レベルで生殺与奪を
握っている場合は、早い段階で組織化、
分業化をしておくことが極めて重要です。


2: 人材配置の適材適所を行うこと

立ち上げで力を発揮する人と、
運用フェーズで力を発揮する人の見極めは
極めて重要です。

基本的に立ち上げるまでに
馬力を出す人の多くは逆境に燃えます。
アイディアマンでパワフルだけど
細かいことが苦手だったり、
ルーチンを嫌う人が多くいます。

一方、
運用フェーズで力を発揮する人は

ある程度決められた環境下で最大限の
パフォーマンスを出すことに喜びを感じたり、
物凄い集中力を事細かに発揮するタイプがいます。

最低限この2タイプの方の配置を考えて
うまくビジネスを回さないと、
お互い不得意な環境で不得意なことを強いられて
ストレスだけが高まってしまったりします。

また、無能な上司がいる場合だと
その人の強みが見出せないために、
「あの人は使えない人だ」というレッテルを貼ってしまい
そのフェーズから追い出される可能性もあります。

(無能なのはお前だ!)

ゆえに、この適材適所はそれぞれ
個々の気持ちやパフォーマンスを確認しながら、
それぞれの強みが最大限に活かせる場所に
配置することが理想的です。

余談ですが、ティール組織は
ネガティブな感情や意見もリソースとして取り扱います。
一人を1つの部署に縛ることもありません。
事務が運営してもいい。


3:将来の研究もコツコツ初めておく

小さい事業体だったり
少数精鋭のプロジェクトの場合、
コストも人員も避けないとは思います。

ただ、時代は目まぐるしく変化するだけでなく、
ここ最近のサービス寿命は極めて
短いことを知っておく必要があります。

せっかく頑張って作ったのに、
すぐ次のことかぁ・・・となることを避けるためにも、

「2」の適材適所を活用して、
将来に備えた準備も同時に進めて追うことが重要です。

将来の準備とは、

・今のサービスを新しい技術に載せ替える必要があるか?
・新しいプラットフォームに展開すべきか?
・海外展開すべきか?
・新しいサービスに転換できないか?

などを検討するということです。

何も0からまた新しいことを
始めなさいというわけではないですね。

今すぐでいることからコツコツと初めてみましょう!


メリットのデカさは享受しよう!だが油断は禁物

長期運用できることはいわゆる
事業成功の1つと言えます。

運営すればするほど黒字にもなりやすく
利益率も上がっていきます。

また上にも触れましたがメリットは大きく
これをめざしてやっているところもあります。

ただ、気持ちのメリハリは
新規立ち上げよりも薄れますが
でも実際にかけている労力も工数も同じぐらいです。

そこを忘れないよういしないといけません。

また、長期運用に入ると
ルーチンが多くなってきますので
情報収集が疎かになったり

あえて新しいことを取り入れようという気持ちが
薄れてくる場合もあります。

こういう場合は何かが起きた時に
対応しづらくなるため
注意をすることが必要です。

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うきょう|フリーゲームプロデューサー兼マーケッター(株スタジオデルタ代表)
いただいたサポート費は還元できるように使わせていただきます! 引き続き読んでいただけるような記事を書いていきたいと思います。