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「魚」も培養される
今回はこちらの記事について、考察したことを書いていきたいと思います。
テーマは「培養魚」です。
・培養魚って何?
培養魚は、培養肉と同様に細胞を培養し、何度も分裂させることで生み出される人口の「魚の切り身」です。
今回紹介させてもらった記事に出ている「Bluu Biosciences」は、この細胞分裂を10万回以上に可能にし、細胞の不死化に成功したといわれています。
きっと培養において同じ細胞を何度も使うことが出来ることは、企業にとって非常に大きな命題であったのでしょう。
実際想像してみると、研究、開発に使える費用も削減できるだろうと予想できます。
・なぜ培養魚が注目を集めるのか
これは推測にすぎませんが、海で獲れる魚が非常に減少している傾向にあるからだと思います。
上記のように私も記事にしましたが、今海では魚の乱獲が問題になっています。
解決する方法は、①魚を獲りすぎないようにする②海以外で魚を生み出すという大きく2つに分かれるでしょう。
培養魚はその後者です。
培養魚を作る企業にとっては、①今ある海の資源を大切にしながら元の状態に戻していくという狙いと②培養した方が経済的に有効だと示したいという2つの狙いがあると思われます。
・ウィンストンチャーチルの予言
記事載っているように、80年前にウィンストンチャーチルは培養肉に関する予言をしています。
当時その技術がなかっただけで、もし現代にウィンストンチャーチルがいたら、培養肉の第一人者になっていたかもしれません。
今ある技術を使って、というだけでなく、本来はどうあるのが理想なのかを考えることの大切さを実感させてくれます。