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コロナ禍におけるRettyの対応

今回はこちらのインタビュー記事について書いていこうと思います。

インタビューは、Rettyというグルメサイトについてです。
運営するRetty株式会社代表取締役の武田和也さんが答えています。

・「Retty」はどんなサービス?

端的にいうと、Rettyはグルメサイトです。
飲食店と飲食店利用者の架け橋をしています。Rettyに登録することで、飲食店は新規顧客を獲得することができ、利用者は新しいお店を検索して見つけることができます。

Rettyならではの特徴としては、記事の中でも語られているように利用者は「実名」で登録することです。FacebookなどのSNSと連携させてアカウントを登録します。
実名でレビューがのることで、レビューの数だけでなく質も重視されるようになります。
「どういったステータスの人が投稿しているのか」が分かることで、利用者は自分に合ったお店かどうかを判断できるのです。例えば、連携しているアカウント先でもよく食事に関する投稿をしていたら、信憑性が上がる、みたいな事が考えられます。
飲食店にとっても、自分の店を利用する人のステータスを詳しく知ることができ、マーケティングに役出すはずです。

加えて、RettyにはSNS同様、タイムラインの投稿ができ、利用者や飲食店はそれを見ることができます。
ただお店を調べるためのサービスでないことは、飲食店側にとってはいいことなのではないでしょうか。なぜなら、コアサービスに関連したサービスが有効なら、サイトに滞在する利用者の時間は増えると考えられるからです。

・登録店舗数が5月~8月で増えたのはなぜ?

4月を底に、5月から8月にかけて飲食店登録店舗数が増えたと書かれています。
単純に考えると、少しでも新規顧客を増やすために、各飲食店が登録しようと試みたことが想像できます。

他の考えとして、Rettyだけが増えている場合も考察してみました。
しかし、今回調べてみて、2020年における他のグルメサイトの登録店舗数推移についてデータが出てきませんでした。なので、Rettyがとくべつなのか、それともグルメサイト全体で起こった現象なのかは把握できていないです。

ただ、1つ考えられたのは、各飲食店はグルメサイトに登録することを控えていた、もしくは登録数を制限していたのではないか、ということです。
グルメサイトの登録は顧客の増加を見込めますが、送客手数料が必要になります。コロナウイルス蔓延以前、経営順風だったおみせにとって、サイトへの登録は必要でなかったのかもしれません。仮に顧客を呼び込めても送客手数料を支払うと利益が残らなくなる、という店舗もあったではないでしょうか。
しかし、コロナウイルス蔓延の影響でそうもいっていられなくなった、結果として登録店舗数が増加した、ということを推測します。

・「Go to eat」キャンペーンの送客手数料無料

前回、こちらの記事で送客手数料とGo to eatキャンペーンの関係について考察をしました。

この考察をしたときは、送客手数料をとることが当たり前だと思っていましたが、Rettyは違いました。
飲食店に売上が流れるようキャンペーン利用者の手数料は無料にしていたんですね。すごく素敵だなと思います。

Rettyサイドとしては、飲食店への売上に対する思いやりを表現するとともに、「Rettyは手数料が無料だから使いたい」という飲食店と利用者の登録者数を増やす狙いもあったのかもしれません。

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