浜田麻里さんの歌声に酔いしれた夜
どうも、ウクモリ ヒロオです。
イベント盛り沢山だったこの週末。残念ながらNHKの取材の件は、放送には至らなかったのですが、記者の方からとても丁寧なお詫びメールが届き、逆に恐縮してしまいました。スゴクカタイアイス以外で共通の話題などもあったので、何かご縁があるかもしれないなと思っています。
さて、土曜日は東京ガーデンシアターで行われた、浜田麻里さんの「The 40th Anniversary Tour “Soar”」に行ってきました。デビュー40周年、4年ぶりのツアー。8,000名収容するガーデンシアターも、機材エリアまで解放したりと、文字通り満員御礼となりました。30周年、35周年と観てきている私としては、心待ちにしていたライブでもあります。まだ、名古屋と北海道でのライブが控えているため、セットリストには触れずに語りたいと思います。
まず、浜田麻里さんのライブが終わり、真っ先に思い浮かんだのは「唯一無二」という言葉でした。麻里さんでなければ辿り着けない境地。どれだけ自制すれば、あの神の声を手に入れられるのだろう。そんなことを思いました。年齢を重ねるごとに、オリジナルキーが出ずらくなる、もしくは出なくなるというヴォーカリストが多い中、麻里さんは今回も完璧でした。
おそらく、歌唱法は年齢を重ねる中で変化しているハズですが、たゆまない努力をされていることは明らか。神の声を手に入れるためなら、全てを投げ出して・・・単にストイックという言葉だけでは、表現が出来ない努力をされているされているんだろうなと。確か「Mission」のツアーの際、ライブ終盤で実は風邪気味だったと告白され驚きましたが、たとえそんな状況だったとしても、完璧に仕上げることが出来る。40年の歴史は、そんな点からも凄味を感じます。
今回は特別なゲストも無く、どちらかと言えば「Soar」にともなうツアーという印象が強い選曲でした。終盤、ツアー終了後は「INCLINATION Ⅳ」の制作に取り掛かるとの発言もあり、おそらくは節目となるイベントはリリースに合わせて行われるのかな・・・そんな予感がしました。個人的には、30周年記念ライブの際に演奏され、歌詞をその時の自分の状況と重ね合わせたら、涙が止まらなくなってしまった「My Tears」を是非とも聴きたいところです。あの時はライティングの演出も見事だったので、なおさら感情を直撃してしまいました。
ところで、35周年のライブの際にメンバーの多くが入れ替わりました。BABYMETALの神バンドの一員として、実力を発揮しているISAOさんとBOHさんが今回も帯同し、ドラマーの原澤秀樹さんと共に超絶的なリズムを繰り出していました。特に前作「Gracia」以降のテクニカルな曲における彼らの存在感はとても強く、むしろ彼らがいるからこそ、演奏が成立しているように感じる曲もありました。以前からツアーに参加されている、
増田さんや増崎さん、そして中尾さんは、ライブ全体の「麻里さんイズム」のような部分をしっかりと守り続けていて、技がぶつかり合いながらも、絶妙なバランスが保たれていた印象を受けました。また、私が観たライブの中では、ERIさんの存在感が強く印象に残ったライブでもありました。
最近の麻里さんは、アルバムを出すたびにプログレッシブロックだとも言えるような、超絶技巧が繰り出される曲が多くなっている印象を受けます。ご本人はライブ中、終盤のMCで、「(最近のアルバムは)どうしてそんなにアグレッシブなの?なんでそんなにダークなの?音楽なんてもっと楽しめばいいじゃんという人も多い。でも、世の中の理不尽さは大人になればなるほど分かってくる。」と仰られていました。私は、自分に偽ることなく、自らの心境の変化に合わせ、誰かに惑わされることなく自分が創りたい楽曲を作り続ける麻里さんの姿勢、私はとても共感しています。
先述の通り、今回のライブは「Soar」に収録されている多く曲が演奏されていましたが、これは40周年という区切りのタイミング以上に、麻里さんが今歌いたい曲を・・・という心境が、大きく影響しているのかなと感じます。ただ、結果的には至極な曲が揃い、とても感動的なライブになりました。おそらくは名古屋、北海道でも同じように感じる方が多いんじゃないかと思います。
浜田麻里さん、ライブお疲れ様でした。
そして、40周年本当におめでとうございます。益々の進化を心から願しています。
こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!