
ひと手間かける
どうも、ウクモリ ヒロオです。
先日、神戸で旧知の経営者の方と会食した際に利用させて頂いた和食店は、何を食べても美味しい文句無しの良店でした。中には見た目では分からない、予想外の展開を見せる逸品も。
特にフィッシュ&チップスは、今まで食べたことのない「中はクリーミーでフワッと、周りはサクサクで」という、どちらかといえば揚げたての天ぷらに近い触感でした。クリーミーなフィッシュ&チップスと聞いて想像がつく方はあまりいないと思いますが、一番適切な言葉を選んだつもりです(笑)
そんな新触感を味わって感じたのは、ちょっとしたひと手間をかけることの大切さです。普通、イギリス生まれのフィッシュ&チップスといえば、厚い衣をまとっていて、とにかくクリスピーな食感が・・・それが定番です。ただ、和食店ならではのフィッシュ&チップスとはなんだろうと考えた末に、材料を吟味し、揚げ方やタレ、付け合せをどうするかなど何度もトライを繰り返し、様々な面で工夫したハズです。
だからこそ、唯一無二の逸品が完成。おそらくは、このお店では全ての料理がそんな工程を経て提供されているんだと思います。あとで聞いたのですが、このお店は予約が取りずらい超人気店だとのこと。なぜ人気店なのかは、何も言われずとも納得です。
何よりもお客様に喜んでいただく。
考えてみれば、私の会社も目指すべき点は同じではないかと感じています。そのためにはひと手間が必要。そのひと手間があるからこそ、他社との差異性につながり、お客様との関係性がより深くなる。こういった側面は、意外と言語化されておらず、先述の和食店ではとても良いヒントが得られたなと。
先日、嬉しい出来事がありました。高齢化を理由に来年後半廃業したいとの連絡が、長年付き合いのある協力先から届きました。ある社員は、お客様にすぐさま訪問し初期情報を提供。どんな形で対応するのが良いか、事前に教えて欲しいと先方にリクエスト。月曜日にはお客様仕様の申請書類がメールで届き、詳細が分かり次第直ぐに申請が行えるように体制を整えました。
以前の私の会社では、全く出来なかった配慮です。
今回のケースは、お客様にとってはあまり望ましくない情報です。しかも、昨今は製造元が廃業するというケースがとても増えています。ただ、事前に出来る限りのことをしておくことによって、お客様の心象は確実に変わります。こういったことを、私の指示なく動ける体制になったことを本当に誇りに思います。
ひと手間かけ、一歩先の対応をする。
万事上手くいくという訳ではありませんが、ひと手間かける努力を怠らずにいる姿勢を保つことにより、お客様とのご縁を深める。当たり前のことかもしれませんが、そういった点で評価される時代になってきたことを実感しています。

考えみれば、すずめさんの撮影も手間暇かかっているよなぁ…と。可愛らしい姿を写すためには、その一瞬に出会うために動き、なんとも言えない可愛らしい表情を捉えるために待つ・・・しかも、重いカメラで。何気に凄い行為だと思ってしまいました。
こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!