帝国ホテルのバラドームに見て感じた、こだわりを守り続けることの大切さ
どうも、ウクモリ ヒロオです。
先日、帝国ホテルで行われた取引先の賀詞交歓会に出席してきました。新春という言葉に相応しい華々しさを感じる会場で、皆さんと一緒に新年を祝ってきました。私は、この賀詞交換会に参加して、かなりの年数を重ねてきました。
毎年、同じような光景が目の前に広がっていた賀詞交歓会でしたが、今年から従来の招待状による入場から、QRコードでの入場に切り替わり、時代の変化を感じずにはいられませんでした。
ところで私は、帝国ホテルの佇まいが大好きです。帝国ホテルに限らず、学士会館や奥野ビルなどといったレトロ感や重厚感が同居しているような場所が好きで、写真撮影で出向くこともあります。私は、帝国ホテルのロビー周辺で感じられるホッとしてしまう空間が好きなので、いつかは宿泊してみたいなと思っています。いつかは・・・(笑)
私は特に、毎年メインロビーに彩っている、深紅のバラを使ったドーム型のロビー装花が好きで、毎年スマホで撮影しています。一糸乱れぬ・・・という言葉が適当か分かりませんが、この時期は綺麗なバラで訪れた方々を出迎えてくれています。
調べてみると、この装花は第一園芸さんが手掛けているそうで、驚くことに1,000輪の赤バラで装飾され、日々メンテナンスを怠らず、完ぺきな状態に仕上げているんだとか。確か、私が賀詞交歓会に行くようになって毎年見ているので、最低でも15年以上、帝国ホテルに訪れる多くの宿泊者を出迎えていることになります。
私は「毎年」という点に凄味を感じます。おそらく、この装花の担当者は交代するケースもあったかと思いますが、比べてみたら若干の違いはあるでしょうが、基本的には毎年完璧な状態で上がっています。
「また、いつものバラのドームが出迎えてくれた」、おそらく再訪する多くの方がそう思うんじゃないかと思います。マニュアルなどがあるのかもしれませんが、ひと目のつかないところで、「いつもの」を演出するため、相当な労力がかかっていることは一目瞭然。
こだわりを守り続ける。
実は、とても大変なことだと感じています。例えば、私の会社の事例でいえば、ある製品の品質管理について。検査する人によってバラツキがあっては、製品を受け取るお客様が望んでいることを達成したとは言えません。場合によっては、大きな問題に発展してしまう可能性もあります。
私が今の会社に入社した当時を思い出すと、こういった点でお客様の要求に充分応えられているとは言い難い状況でした。
当たり前のことが出来ていない。
入社当時に気付けたからこそ、20年かけて社内体制の整備を進めました。まだまだの部分は沢山ありますが、少なくともお客様の要望に対して、真摯に取り組む社員に恵まれるようになりました。
先日、帝国ホテルで見たバラのドームを思い出しながら、私の会社はこれから、こだわりを守り続ける・・・そんなフェイズに入っていることに気付きました。本当にありがたいことです。
こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!