Day 24 Yシャツが消えた
「書く習慣」の Day 24
今日のお題は「今日1日にあった印象的なこと」です。
ありました。印象的なこと。
今日本当に起きた不思議な出来事について小説風に書いていきます。
体育の授業の後、ある女子生徒のYシャツが消えた。
場所は女子更衣室。
つまり、男子の歪んだ欲望の線は薄い。
女子の誰か。
誰かが間違って着ていったのか。
または、悪意を持って持ち去ったのか。
消えたYシャツの女子生徒の話によると
そのシャツの右肘あたりには
書道の時間に汚した黒いシミがあるのだそうだ。
大きなものではなく、ポツポツと。
教員が学年の女子生徒全員の右肘あたりを確認したが
黒いシミのあるシャツを着ている生徒はいなかった。
カバンの中も一人一人確認してもらった。
しかし、見つからない。
体育館から教室への通り道で捨てたのか?
数人の教員が
あらゆるゴミ箱や隙間や
窓の外を調べたが、なかった。
ボケおじいさんのように
シャツを2枚着ている可能性もあるが
流石にそれは…
シャツを無くした女子生徒の近くにいた
別の女子生徒の肘に黒いシミを見た!
という証言もあったのだが
職員室で確認したところ
容疑をかけられた女子生徒のシャツの右肘には
シミがなかった。
シミを見たのか。
見た気がするのか。
見たという友達を知っているだけなのか。
おそらく事実と妄想と願望が入り混じっている。
いずれにしても当事者同士
目視をして(あるよね)(あるけど私のじゃないね)
と確認したわけではないので、証拠能力はない。
念の為帰りのSHRの後に
個別に廊下で女子のカバンの中身を
教員が確認したのだが、やはりなかった。
謎である。
確認済みの事実を基にして
一つ抜け穴があるとすれば
その女子に気のある男子が
ある女子と共謀し依頼し
その実行犯の女子がシャツを持ち去り
男子に渡した線。
果たしてそんなことをするだろうか。
こっちの頭の方がどうにかなりそうだ。
謎である。
ということがありました。
印象的ではあります。
というか、謎です。
シャツはどこへ消えたんだ。
また明日。