七草の日に想うこと
年末に、大学のサークルの先輩が急逝されました。まだ50代前半、お子さんたちはウチと同じく学生で、数年前に他界された前妻との間のお子さんなので、彼らにとっては実の両親とも亡くなったことになります。脳腫瘍が見つかってから半年足らず、あまりに早すぎるお別れでした。
コロナでなかなか移動できないけど、オンラインで繋がれるから良いこともあるね、また同窓会しようなどと皆でzoomで話していたのは去年の夏頃のこと。それも実現しないまま、帰らぬ人となりました。
思えば、身近な友人を失う経験はこれで2度目で、1度目は大学卒業後すぐのこと。彼女もまた病死で、白血病でした。当時は私も若かったので愕然としました。
正直、私は大した挫折もなく大病もせず安穏と今まで生きてきましたので、ましてや20代の頃の私は、身の回りの全てのものが、いつまでも当たり前にあるものと思い込んでいたかもしれません。
でも彼女の死で、世の中にあって当たり前のものなんて無いのだと初めて思い知りました。
8年ほど前にもママ友が(亡くなりはしませんでしたが)くも膜下出血で倒れ、待ち合わせに来なかったことがあります。その時も、まさか倒れていたなんて夢にも思いませんでした。さすがにその時は、とても他人事とは思えず怖くなりました。明日は我が身かも知れない。
幸い彼女のご主人様が在宅だったので彼女は一命を取りとめましたが、今でもリハビリを頑張っています。
ちょっと重い話になりましたね、すみません。
もし、今すぐ私が死んだら
何のために生きてたの?と
あの世で後悔だらけになるような気がします。
今無事に生きてることは数々の偶然が重なった奇跡のようなものなんだと
忘れそうになっては、こういう機会に自分を戒めながら、毎日を大切に生きようと反省するのでした。
今日は七草。
無病息災を願う日です。
家族と自分が今元気でいることを当たり前と思わず、感謝する日にしたいと思います。
ふだんは忘れちゃうんだけどね…
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