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小さくてあたたかい宝物

│優雅に、シンプル、美しく│


何氣ない日常の中にもドラマがある。
今回紹介するのはわたしのお氣に入りの
ストップモーションアニメだ。


リアルなミニチュアの世界にワクワクするのは
その小さな世界に自分たちを重ね
その世界をつくっている何者かを
想像するからだろうか。


それとも子どもの頃に夢中になった
人形ごっこを彷彿とさせるからだろうか。


細部までよくつくられているなと感心しつつ
こんなものまで小さくつくれるんだと
感動さえ覚える。


日常というものも『小さな』日々の積み重ね。
そういう意味でも小さなことに焦点が当てられ
改めてその魅力に氣付かされる。


日常の中の何氣ない悩みや喜び。
ストップモーションアニメになっていることで
そこに映し出される日常が
更に色鮮やかに見えるから不思議だ。


またこういう世界は全体的に丸みがあり
手づくりのあたたかみを感じて
独特のほのぼのとした安心感がある。


更にストーリー自体もほのぼのとしているし
キャラクターもゆるゆるなので
もはや心地よい脱力感の域だ。


多部未華子さんの穏やかな声も
この世界観にピッタリだ。
英語バージョンの声も
多部さんの声に寄せられていて
とても良かった。


そんなわけでわたしは
2次元のアニメよりもドラマよりも
ストップモーションアニメが好きだと
氣付いた。


家事をしながら観ているので
じっくりとは観れていないのだが
わたしが観た範囲では
マンションも室内の小物もセンスが良いのだ。


カオルさんのテーマカラーが
『ブルー × オレンジ』のようで
マンションも部屋の中のインテリアも
カオルさんの服や持ち物もそのカラーなので
統一感があってとてもお洒落。


カオルさんは物を大事にする人で
もう何年も愛用している
お氣に入りのブルーの傘やレインブーツを
紹介してくれるシーンは愛に溢れ
然り氣無くお洒落でもあり
大好きなシーンだ。


わたしが学生の頃に一世を風靡した
リラックマとコリラックマと
キイロイトリも出てくるのだが
それぞれが個性的なのが良い。


リラックマはのんびり屋さんで
夏にはキノコが生えるほどダラダラしている。
着ぐるみの着替えは大量に持っているのに
夏にはカビ臭いと言われている。


コリラックマは小さいのに
リラックマよりしっかりしていて
そこがなんともかわいらしい。
小さいサイズ感を生かして
諸事情で猫カフェで働いたときは
お客さんから猫より人気だった。
リラックマは別の場所で働いていたが
「でかい!」「邪魔!」
と言われていた(笑)


キイロイトリは1番小さいのに
掃除好き洗濯好きの超しっかり者で
コツコツと小銭貯金をしている。
お掃除会社で働いたときには
「あなたがいてくれて助かるわ~」
と大絶賛されていた。


主人公のカオルさんは
真面目で堅実に働いているOL。
後輩からは「真面目すぎる」なんて言われて
合コンに誘ってもらえない。
(真面目で何が悪いんじゃ!!って思わず
 突っ込んでしまった)


そんなカオルさんがキイロイトリに出会い
リラックマに出会いコリラックマに出会い
彼らとともに
悩んだり失敗したり楽しんだり恋をしたり
しながら過ごすあたたかい日々が
あたたかく描かれている。


日常という
小さくてあたたかな宝物に
改めて氣付かせてくれる大好きなお話。


(2024.1.5 言靈実践45日目)


夢がどんどん叶う洗練された優雅な世界の住人
│優雅に、シンプルに、美しく│

夜空 🌃

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