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ドールハウス ウィリアム・モリスの世界
義理の母の最近の作品です。
1メートルはある、大きなドールハウス。
#404美術館 企画に投稿したい写真は↓。
「ドールハウス ウィリアムモリスの家」
一階と二階の白黒の床は、十九世紀のジョーシアン様式の典型的なデザインです。
この頃は、メイドさんがいて、大抵屋根裏がメイドさんの部屋でした。
このドールハウスも屋根が開きます。
そこはメイドさんの部屋がちゃんと作られています。
↓がメイドさんの部屋
そして、ウィリアム・モリスも。
十九世紀のイギリスのデザイナーであるウィリアム・モリス。
彼のデザインは、自然、生き物を主としたデザインで、色は落ち着いた色が多く、現在も壁紙やノートなどに使われています。左側の写真は彼のデザインの一部です。
義理の母の前の家も、一室の壁紙は彼のデザインでした。
その家を引き払って、私たち家族の隣家へと越してこられたのですが、このドールハウスを見ながら、前の家を思い出しました。
よく出入りさせて貰っていましたので、今は他の人の手に渡ってしまい姿を変えたであろう家を思い出すと、少ししんみりします。義理の母があの家を去ったとき、どんな気持ちだっただろうと今になって、「あの時、もっと気持ちを察する努力をすればよかった」と思ったり。
元々、ドールハウスは小さい子供のオモチャなんですね。リカちゃん人形とか、あんな感じで。でも、大人が作るドールハウスはその時代の生活の様子がキッチンを見ても、インテリアを見ても、こんな時代だったんだと様子が伺えて楽しいです。