かつて宝飾業にいた女のジュエリー
世間は狭いとはよく聞く言葉です。
コミュニティーが小さいと悪い言い方で"身バレ"します。
積極的に身バレしたくないですが、書いてる内容がほぼリアルなので私だと気づかれるのは仕方ないですよね。
さて、これは在学中の作品です。出来としてはお粗末な箇所もありますが、学生作品という目で見てください。
実用性より見せる重視な所がある作品なので、普段使いはほとんどなく、パーツがひっかかってしまったこともあるので怖くて付けられません。
当時は地金の値段も今ほど高くなく、(金属の値段は毎年確実に値上げしています)シルバー950を主に教材で使用していました。手元に残してある作品以外は御徒町で売ってしまいました。
石のリング
ハウライトターコイズ(白い石を染色)だと思う。
リング部分は角棒の両端を2股に割って、石座を乗せ、覆輪止め、当時流行っていたインディアンジュエリーを少し意識してフェザーとなんちゃってコンチョを作り付けました。
このフェザーももちろん、1枚の板から切り出してかなづちで槌目を付けたりして作るんですが、waxじゃなくてもなんとなくそれっぽく見えますよね?
これに味をしめた私は、もう少し大きいサイズで作ったフェザーでくるりとリングを作り、学際の販売で1個¥3.000-で売りました。売れた横ですぐ2個目を作り2個目もすぐ売れ、すぐにあぶく銭💸と消えました。
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研磨した石のリング
石の研磨授業で研磨し、それを使って作ったリング。
タイガーアイ(虎目石、深緑色)、石座を高くして作る課題だったので、台座を隠すような飾りを周りに付けました。
型抜きの授業で型を作り、プレスでどんどん板を抜いていくと同じ形のパーツができます。模様がついているのも自作たがねです。
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おそろいのピアス
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研磨したタイガーアイリング
これも研磨した石を使ったリングで超大きいです。
中心の石が大きいので、覆輪の周りに付けた丸線ねじったのは2重にして石に負けないようデザインしました。横に付けた石は磨いたものではないです。その日先生が、「この中から石を選んで削ってみましょう。」と、じゃらじゃらある大小の石(今思えばこの石、練習用の悪い石です)からを選び、カボションに削ります。トータル3回くらいしか授業なかったので、本当に体験という感じでしたが、タイガーアイがうまく中心に来るように削るのも大変です。
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なにげに後ろでかかっている曲気づきましたか?
リリースされて間もないアレです。
EPの記事はまた今度🐱🐉
は~🥺太って指も太ったから親指くらい大きいサイズなのに中指くらいになっててショック。
もう本当にお気に入りのリング全部入りません😭ピンキーリングは小指の第一関節止まりです。
今回お見せしたものは初歩的なものです。学生作品は、コスチュームジュエリーというか実用性よりアートジュエリー寄りの作品がほとんどでした。先生も、生徒たちに基本は教えますがあなたの個性を見せないさい。という感じなのでそういうのが多いのです。
私が宝飾業にいた約10年間(学生、バイト含む)の話も少し記事に出来ればいいなと。人生のほとんどを、宝飾業で職人として働いていらっしゃる人はたくさんいます。(お世話になった社長とか)その方に比べれば私はまだまだ知らない事も多いし経験数も少ない。良い事もあれば悪い事もあったし、言えない事もあります。当時と今では社会の考え方も私の思考も変わったけど、〈職種〉で見ると革命のように変化したかというと、それは少しずつしか変わってないんじゃないかと思います。
キャリア復帰しようと思えば何かしらできるのに、しないのはどこかで疲弊してしまったからかな?でもお仕事ってそういう事も含めてお仕事だと理解しています。
今は自分の為に時間を使いたいです。そしてこのnoteは好きを満喫したい。