超絶スパルタリハビリが始まる 三年寝太郎
“宜しかったら お茶🍵いれに来てください”
朝目覚めれて
どんなチケットが配られるかわからない
招かれた宴で 呟かれた。
ほんの少し話しただけだけど....
“うみのものともやまのものとも”
何も分からず チケットを手にした
日常と非日常の狭間くらいな旅
超省エネ暮らしの日常には心地よい
荷物は バックパック一つ
本物のお茶達と少しの着替え
始発のバスに乗り駅に向かう
いつしか空港までの専用列車は無くなり
通勤皆さんが乗り込んで来る
日常の景色なんだろう
早朝の空港へ....
ただ この時も不安があった
異国の地へ 果たしてこのチケットで
行けるのだろうか?
余りにも安いフライト✈️チケット
“本当に 飛ぶのか?”
窓口もあったし ちゃんと飛ぶらしい
ホッとして ラウンジへ
ビール工場が近くにあるからか
ここは ビールが飲み放題である
たっぷりビールに
たっぷりトマトジュースに
エスプレッソをドッピオで...
ギランバレーに恋をして
三年寝太郎をしている間に
変わった事はいっぱい
なかなか 荷物が出てこない
皆で画面を眺めて 話している
“丸い缶に粉のようなものが入ってますが?”
女性検査官は呟く
“本物の茶葉をいれる茶缶です”
では いってらっしゃいと送り出される
三年振りに 異国だ
ギランバレーに恋をして
仙人界 田園界には行ったけど...
招かれた異国について 何も知らない
空港の一番端まで歩く
“軍用機のような ノーマークな機体”が
“本当に 飛ぶのか?”
日常と非日常の狭間の旅
超絶スパルタリハビリになるとは
想いもせず...
旅は 始まる
ギランバレーに恋をして
回復期スパルタリハビリテーション
三年寝太郎
浮世雲拝