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甘露煮職人 浮世雲

“めっちゃ旨いやん
一匹で 酒一合呑める”と

自画自賛を しまくる。

川の神さまにボーナスを貰い


鮎漁師のお爺達に
稚鮎の稚鮎を貰った

鮎漁師から貰った稚鮎達
炊いてみるか 甘露煮
甘露煮職人のスイッチが 入った

春先に炊き足した甘露に火を掛け

稚鮎達を 炊いていく


家の中が 佃煮屋みたいな 香りに包まれる

いい 塩梅

食卓に 置いておくと 
いつしか 無くなっている

自然の恵に 生かされている

平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲

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