【むちゃうま牛乳のミルクまんじゅう】続!!日本全国のミルクまんじゅうを全部取り寄せて食べる
これまでのあらすじ:
博多通りもんの影に隠れた日本全国のご当地「ミルクまんじゅう」を探し求め、60種近くを食べ比べたライターのるゆにつ。
一通り食べ終えて安心していたのもつかの間、まだ見ぬミルクまんじゅうが我も我もと押し寄せてきてーーー!?
るゆにつは乳菓を制し、今度こそマイベストミルクまんじゅうを決めることができるのか。
バター、練乳、生クリーム。乳製品にまみれた聖戦が今、再び開幕。
戦いの模様はこちらから
ちいかわ×阪急電車:むちゃうま牛乳のミルクまんじゅう(兵庫県)
ち……ちいかわだーーーーーーーーーッ!!!!
ついに我がミルクまんじゅうレポートにも、キャラものミルクまんじゅうの登場です。
ちいかわについてはもう説明するまでもないと思いますが、ツイッターから大人気となったキャラクター漫画作品である『ちいかわ』と阪急電車コラボのミルクまんじゅうです。
わたしはたまに流れてくるナガノ先生の投稿を見てストーリーを楽しむ(戦慄する)くらいの認知度なのですが、友人や妹はラインスタンプと絵文字でちいかわのキャラをよく使っていることからもその人気の高さが伺えます。
ハチワレちゃんの髪型?模様?が時々変わることと、可愛らしい世界観なのかと思いきや”討伐”などの労働で報酬を得て暮らさなくてはいけないハードボイルドさがあるということは知っています。
うさぎ(パッケージ右)の子のテンションが振り切れてて、時々しゃくれたり白目になったりしてるのがかわいいと思います。この子は喋らないですよね。
そんな大人気のちいかわと、大阪・兵庫・京都に路線を伸ばす阪急電鉄は去年の8月からキャンペーンをしており、ラッピング列車やスタンプラリー、キャラクターグッズに加えて、コラボフードも数多く登場しています(一部はすでに終了)。
阪急沿線駅ナカ・駅チカの特定のお店でだけ食べられるスイーツがいくつか登場していますが、今回わたしが見つけたのがこの『むちゃうま牛乳のミルクまんじゅう』というわけです。
むちゃうま牛乳というのは作中でも登場していまして、瓶に入った牛乳のようですね。
ん?ちいかわの世界には”乳牛”がいるのですね……?酪農の仕組みがある?
その牛乳を使用したというコンセプトのミルクまんじゅう。
さっそく開封していきましょう!
ア!!!!!!!
にじんでる!!!!!
にじんでる!!!!!!
もう!!!!!
突然わたしの視力が0.03になったのかと思いましたが、パックンチョやコアラのマーチもよく見ると線はぼやけていますもんね。
食品に精イラストを印刷するのはそれほど難しいということなのでしょう。
問題は味です。気を取り直して食べていきましょう。
実食!
香りはとてもおだやかです。
しっとりペタペタの生地は限界まで薄く、ミルクあんがみっちりと詰まっているのが見て取れます。
食べてみるとしっかり甘い!……がかなり美味しい。本当にむちゃうまです!
牛乳の甘さよりも、豆の味がしっかりと感じられる本格派で、単なるキャラクター人気にあやかったおみやげとは一線を画すクオリティにびっくりしました。
それもそのはず、この『むちゃうま牛乳のミルクまんじゅう』は創業明治20年の大老舗、兵庫の髙山堂で作られているのです。
髙山堂は以前こちらの記事でも紹介しています。一つのお店から2種類のミルクまんじゅうを出しているとは!
スウィートまーめいどという激うまミルクまんじゅうを手掛けているので、まぁ間違いないだろうとは思っていましたが……、期待値を大きく上回る美味しさでした。
まーめいどvsちいかわ
同じ髙山堂が出しているので、まーめいどとむちゃうまミルクまんじゅうは同じあんなのかと思ったのですが全然違いました!!!
かなりしっとりした滑らかなあんなのは同じですが、まーめいどがあん<生地のバランスなのに対し、ちいかわの方はあん>生地といった感じです。
より甘さを際立たせてお子さんでも食べやすくしたのがちいかわ、限界まで削ぎ落としたミニマルさがあるのがまーめいどといったところでしょうか。
髙山堂にはさらにミルクまんじゅうが存在していた
余談になりますが、髙山堂には実はスウィートまーめいどとむちゃうまミルクまんじゅうの他にももう一つミルクまんじゅうが存在していました。
『ぬくめや』という名前のそれは、芸人のゆりやんレトリィバァさんとの共同開発で生まれたミルクまんじゅうでした。
コラボレーションにあたって髙山堂のお菓子をたくさん試食したゆりやんさんが、特に焼きたてのおまんじゅうのおいしさに感動したというエピソードから生まれたというぬくめや。
この可愛らしいネーミングもゆりやんさんが付けたそう。
「ぬくめて、食べや~。」というゆりやんさんの声が聞こえてきそうですね!
2019年に販売されたもので、今はもう食べることができないのがとても残念です。どんな味だったのかな。
まとめ
ご当地コラボにまでもミルクまんじゅうが浸透してきていると知って、これまでにわたしが食べてきたものは氷山の一角に過ぎないと思い知りました。
まだ見ぬミルクまんじゅうがきっとまだ全国にも眠っているはずです。
それを全て食べ終えるまで、歩みを止めることはできないのかもしれません。
関西へ行く機会がありましたら、阪急電車で巡ってみたいですね!
ではまた次回!