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【モーちゃんとブーちゃん】続!!日本全国のミルクまんじゅうを全部取り寄せて食べる
これまでのあらすじ:
博多通りもんの影に隠れた日本全国のご当地「ミルクまんじゅう」を探し求め、60種近くを食べ比べたライターのるゆにつ。
一通り食べ終えて安心していたのもつかの間、まだ見ぬミルクまんじゅうが我も我もと押し寄せてきてーーー!?
るゆにつは乳菓を制し、今度こそマイベストミルクまんじゅうを決めることができるのか。
バター、練乳、生クリーム。乳製品にまみれた聖戦が今、再び開幕。
戦いの模様はこちらから
肉の万世:モーちゃんとブーちゃん(東京都)
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今回はなんとお肉屋さんからの登場。異色のミルクまんじゅうです。
その名も、モーちゃんとブーちゃん。かわいいですね。
東京は秋葉原に本店を構える精肉店・レストラン、『肉の万世』から出ています。
今回はメルカリにてこちらが出品されていたので購入しましたが、普段は一階の万世ショップにておみやげとして販売されているもののようです。
スタンプラリーでの景品としてもプレゼントされる、万世ファンにはおなじみのキャラものおみやげ……なのかな?
すみません、情報があまり出てこなかったので詳細が分からずでした。
知見のある方がいらっしゃいましたら情報提供をお願いいたします。
肉の万世という店名は、高校生の頃に読んだ小説『笑う招き猫』で名前が出てきて知っていました。どういう会話の流れで万世の名前が出てきたのかは忘れてしまったのですが、なぜかここだけ覚えていましたね……食いしん坊のサガというやつでしょうか。
数年後に秋葉原に行って本店の前を通った際には「ここがあの!!」と感動した覚えがあります。
そんな肉の万世はなんと、元々は電気屋さん。
1949年に創業。昭和の不況の折に肉・コロッケの卸売へと業種転換し、当時としては珍しかった大型飲食店の業態として大成功を収め、現在へ至ります。
名物はひとつひとつ手切りの万かつサンドで、野球観戦やロマンスカーの車内販売で知名度を上げ、現在は東京の各駅や空港でも買うことができます。
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秋葉原本店は5階建てのビル全部がレストランとなっていて、フロアによってステーキレストランや焼肉・洋食に精肉店だけでなく、ラーメン、バー、居酒屋もやっているという実に多彩な業態が展開されているのが特徴です。
価格帯はフロアによって異なり、上の階に行くほど高級店になっていくというダンジョンのような仕組みなのが面白いですね。『死亡遊戯』に出てくる五重の塔みたいです。
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中はこんな感じです。紅白の包装紙でなんだかお正月のお菓子みたいですね。
包装の可愛いイラストは絵本作家の林義雄さんによるものだそうです。
あたたかみのある線と色使いで心が和みますねぇ。
このイラストをおまんじゅうで立体にするのはけっこう難しいと思いますが、デフォルメ具合もうまく再現されています。
中身はモーちゃんがミルク白あんで、ブーちゃんがハニー白あんです。
人形焼やベビーカステラのようなふかふかの生地を想像していましたが、触り心地はかさっと乾いています。
独特の香りがしますが、これは原材料一覧にあった麦芽糖によるものかな?と予想。
実食!
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ミルクあんということで、まずはモーちゃんの方をいただいてみます。
あんはぽっくぽくでとても甘いです。濃い~お茶がよく合いそう。
ミルクの味はそこまでなく、砂糖の甘さですね。
やはり皮に独特の香りと風味があり、おみやげものですが万人受けというよりは、意外と玄人好みかもしれません。
ハニーあんのブーちゃんの方はというと、ハチミツそのまま!
喉が痛くなるくらいのハチミツの甘さがダイレクトに来ます。
わたしはモーちゃんかブーちゃんかで言うと、ブーちゃんのほうが好みでした!
餡のミルキー度…★★★
香り…★★★★
全体の口溶け…★★★
皮との一体感…★★★
グッズ集めたい度…★★★★★
まとめ
秋葉原を始め関東にチェーン展開をしているレストラン『肉の万世』からの刺客、モーちゃんとブーちゃん。
サブカルチャーの聖地を長年見守ってきた二人は、言うまでもなく秋葉原のドンと言えるでしょう。
食いしん坊にとってはその土地土地のグルメも旅行の大事な目的ですが、東京へ行く際にはモーちゃんとブーちゃんにも顔を出しておきたいですね。
お肉料理はもちろんのこと、この”モーブーまんじゅう”やその他のグッズも見てみたくなりました。
動物型のミルクまんじゅうに、新たに豚と牛が追加されたのも嬉しいです!
現在のラインナップは鹿、虎、豚、牛。
今後も集まればミルクまんじゅう動物園という企画ができそうですね。
和菓子屋さん以外でもミルクまんじゅうを販売していることがわかったので、今後まだまだ意外なところからの発見があるかもしれません。
それにしてもこの続!!シリーズ、本当にいつまでかかるんでしょうか……。ワクワクしちゃいますね。
ではまた次回!