性別の数
LGBTという言葉が耳馴染む前にLGBTQと言われるようになり、気がついたらLGBTQIA+になってて、検索をかけたらLGBTQIAPK+まで出てきました。複雑化しすぎてマジョリティ、マイノリティ問わず普段アンテナ張ってる人しかキャッチできないような。SOGIでいいんじゃないかと思いつつ、どちらにせよポリアモリーは別扱いになっているのかな、とか。
一頃タイには性別が18種類あると画像がシェアされて話題になっていた。改めて確認しようと検索したら18種類の性別が2パターン紹介されていて、合計19種類になってしまった。とりあえず列記すると男性、ゲイキング、ゲイクイーン、ボート、オカマ、アダム、アンジー、女性、トム、トムクイーン(ディー?)、トムゲイ、トムゲイキング、トムゲイクイーン、トムゲイツーウェイ、バイ、レズビアン、チェリー、サムヤーンとなる。
トムクイーンが採用されているパターンとバイが採用されているパターンがあったが、ニュアンス的にディーとトムクイーンを同一視した方がしっくり来る気がしたが、タイに行ったこともなければタイ語もわからないので正確な情報はここでは出せない。日本にいながらググって得た情報だと、身体的性、性的指向、性自認に加えて外見や服装やふるまいを根拠に性別を分けているようだ。
身体的生物的性を基準に考えると、男性の亜種が7種、女性の亜種が11種と、女性の方が細分化されている。性的指向や性自認で分化するのはイメージしやすいが、より直截的に「男っぽい」とか「女装している」とかが分化の基準になっていることも興味深い。
性が多様であることの要因について徴兵制の存在も指摘されていた。「性別が18種類もあって先進的」と感じる一方で、「分化しなきゃならないほど性別に対して期待されている社会的役割が過大である」とも言えそう。
性別の数を増やしても結局わけわかんなくなるし、男と女とそれ以外の3つを身体的性や性自認といった各要素ごとに選んで組み合わせるというのが落としどころなんじゃないかな。要素だけをとっても声とか髪型とか、かなり多様になりそうだし。