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「男女のみの二択」はすぐに無くすべき!
このあいだ、大手チェーンの洋服屋さんで買い物をした時に、WEBサービスへの登録をお勧めされたので、そのチェーンのホームページで個人情報の入力をしていた。すると、名前の入力欄の下に、次のような選択肢が出てきた。
性別(必須)
1、男
2、女
思わず「え、これいるの?」と突っ込んでしまった。だって服を買う人の性別をなぜ確認する必要があるのだろう。
そもそも、今は体の性別と自分の思う性別が違う人がいっぱいいて、その中の多くの人たちが苦しんでいることが、テレビやネットでたくさん話題になっている。
そんな中で、一体どういう感覚でこの選択肢を表示をしようと思ったのだろう。そしてなによりも、自分の個性を表現する場であるはずの洋服屋さんが、なぜ旧来の二つしかないカテゴリーに人間をはめようとするのだろう。
会社として、統計を取るために服の好みを知りたいなら次のように書けばいい。
購入する服は?
1、メンズ
2、レディース
または、最近は性別について「それ以外」とか、「未選択」という選択肢を用意する入力フォームも増えている。
しつこいようだが、それなのにあえて必須で「男性か女性の二者択一」を入力させる必要は何なのだろう。
もちろん業種によっては、戸籍上の性別を確認しないといけない場合もあると思うけど、その場合でも「あくまでも戸籍上の性別を聞いている」と注記をすべきだ。そして、ほとんどの業種で、そんな情報を聞く必要なんてないし、聞いてはいけないはずだ。
これって今の時代当たり前のことじゃないのだろうか。
電車に乗るときにマスクをするのと同じくらい、最近常識になったことだとぼくは思う。
だから、もしこの記事を読んでくれている人の中で、自分のお店や会社で使っている申請書やアンケートに「男・女」の欄があるとすれば、すぐに「必須」を消すか、「未選択」の欄を追加して欲しい。
明日からは無理かもしれない。でも、どうしても無理なら、この選択肢をすごく嫌な気持ちで丸をしている人が、きっとたくさんいることだけでも知っていて欲しい。
ぼくは、生物学上は男性、恋愛対象は女性で、ネクタイをして仕事をしてる。だから、いわゆるLGBTではないのかもしれない。でも昔から、自分を「男性」というカテゴリーで括られるのがあまり好きではない。
ぼくは、たった一人しかいないのだから。