感想『月に吠えたンねえ』（清家雪子）60話旅人の夜の歌（後編）
近代古典作品をモデルにした、闇鍋耽美マンガ。
今回は肺を病みながら新しい詩の境地を探し流離う、ミッチー（モデル:立原道造作品）の道中記後編です。
破滅型の天才はいますが、破滅したらいい作品を書けるわけではないんですよね……。
安定した生活から傑作を作るタイプの作家も、確かにいて。
後者が前者に憧れてしまったが故の悲劇。
……なんですけど、摩訶不思議□街のことですから、「それがわかったって収穫だよね」ともなるし。ともなる段階で、詩人は破綻者が多いんだよな。
さて不穏。
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