「屍姫」全23巻を読破しました
こんにちは、浮草堂です。
「パンツはいてない疑惑」で話題になった漫画をご存じでしょうか?
待って! 待って! 「知りたくねえ」で切り捨てるには惜しいから!
だいたい10年ぐらい前に話題になったんですよ。
「登場する女の子がパンツはいてないんじゃないか?」と、この「屍姫」(赤人義一)が。
先日、こちらを全巻読破いたしまして。
すっごくおもしろかったので記事にしているわけです。
……導入がまずかったですね、エロ漫画ではないです。
ダークファンタジーでガンアクションです。
しかも百合百合しい!
……やっぱりエロ漫画じゃねえかという話になりかけましたね! 今のはわたくしが悪かった! エロ漫画の話はちゃんとしかるべきところでするのでちょっと待ってください!
後、とりあえずアニメも待って! それはあの……ほら……ねえ? お察しください。
舞台は現代日本。
屍と呼ばれる未練たらしいゾンビを、屍姫と呼ばれるさらに未練に満ちた美少女ゾンビが狩りまくっている現代日本。
屍姫は光言宗の僧侶と契約し、屍を狩り続けて未練が成就すれば天国に逝ける。
高校生オーリは、屍姫マキナの契約僧となり――。
マキナの宿敵七星、屍の王、そして光言宗の暗部と戦い始める。
つまり! 戦うお坊さん×ガンマン美少女!
仏教をモチーフにした武器、技、ゾンビ!
そしてマイ推し七星の北斗!
……かわいいねん。
この七星というのは強い屍の集団。北斗はその旗印の少女。そしてマキナの家族を皆殺しにした怨敵です。
この北斗ちゃんがさあ……、かわいいねん。
基本的に北斗には表情や感情がないのですが。
マキナに対して執着するときだけ!
嬉しそうだし笑うしマキナが傷つけられたら怒る!
どう見ても百合! しかしマキナには怨敵!
そしてそれが気に食わない狭間! 七星の実質のまとめ役で北斗の父親的存在で人間嫌い!
この北斗と狭間の、いえ、狭間から北斗への執着がまたツボい!
こうね、人外から見た唯一のお気に入りの人間だったんですよ、北斗は。狭間からすれば。
でも、それが自分と同じく人外へと落ちたとき、北斗より激しく人間を憎んだわけです。
イイ!
で、話は「パンツはいてない疑惑」に戻りますが。
話の終盤から「パンツはくとか変態じゃないですか」ぐらいの勢いではいてないですね。
そこは少年誌なので、はいてないしかわからない、を厳守してくれてますが。
基本的に女性キャラがピンチになっているときの表情はエロいので、もうこれははいてないのが自然かと。
ただし。
その頬を染めて悶えていた美少女の手足が直後ふっとんだり。
手足がふっとんだ美少女がそれでもバカスカ銃を撃ったり。
それ以前に周囲が圧倒的にゾンビでも、継続可能な方はエロ目的でご覧になればよいと思います。
(わたくし視点から見ると屍の王の方がエロい。特にエロいことはしていないけれども、所作振る舞いがエロい)
では、何を目的として10年のブランクを超え、ネカフェに通い詰めるにいたったか。
10年前より、手足がふっとんだり腹に大穴があいても銃をバカスカ撃つ美少女が好きになっていました。
10年前より、嫉妬と執着に身を焦がす中年男性が好きになっていました。
10年前より、北斗ちゃんが好きになっていました。
性癖ってのはなあ! こじらせてナンボなんだよ!
さて、読破堪能した本日。
わたくしはもう1冊の漫画を手に取りました。
そう……。
鬼滅の刃1巻を……。
映画が……気になります。See you!
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