感想『兄だったモノ』（マツダミノル）5巻
一線を越えたな……、と。
幽霊の兄から、魔性の男たる恋人を奪い取ろうとする、女子高生のマンガ第5巻。
本作は人間の業の煮凝りなんですが。
中眞聖というファムファタールな男が生きてきた、血塗りの道がついに一線を越えました。
中眞聖という男と、東雲鹿ノ子という少女の哀しみは、こんなバケモノみたいな人間になる前に、なんとか助けてやりようがあったけれど。
誰も助けてやらなかったし、本人たちには「助かる理由」なんて見いだせなかったことではないでしょうか。
6巻が待ち遠しいです！
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作品情報まとめ
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