感想『忍者と極道』(近藤信輔)4巻
忍者が極道と殺し合うアクションマンガ、第4巻の感想です。
恐縮（おそれいり）ます。
真実理性消失（マジにブッ飛んで）おります。
懇願（オナ）シャス。
大人になれないヤツなんですよ殺島はァ！
なりたくないから、なれないヤツばっかりじゃないんです。
「大人」という存在に、求められるモンが多すぎるんです！
殺島は！ なれそうに見えるから！ だから求められるけれど！
あんなに純粋に「他人に喜んでほしい」で、行動できるヤツ、大人になんかなれませんよ！
素で昔っから好かれるタイプなの、当たり前じゃないですか。
誰だって自分を喜ばせてくれるヤツ、大好きですよ。
でも大人じゃないんだ！ 悪い意味で打算で動けないから！
結婚した女、「嫌いじゃなかった」程度だけど、「喜んでほしくて」結婚したんでしょ！？
元暴走族5万人も、夢を見せたくて集めたんでしょ！
そんな……そんな生き方……。
よく生きてましたねコイツ（突然のまがお）。
ヤクザじゃなかったらカモじゃないですか。危なっかしいわ。
あっ、だからモテるのか。守ってあげたい系ヤクザか。何だそれ。
とかくですよ。
今巻では色姐さんの「大人になるというのは、諦めること」が白眉なわけですが。
「大人になって！」って、痛いところに痛恨の一撃を食らわせてきた嫁が組長と不倫して。
娘の親権と命をとられたのを、諦めろって言われても……。
諦められんわ！
娘は「嫌いじゃない」程度じゃないんですよ。
誕生の際号泣して、いまだにプレゼントしてくれたブレスレットつけてるんですよ。
見るからに伊達男な殺島がですよ？ 女児アニメグッズのブレスレットですよ？
そんな現実見たくないわ！ 夢を見てたいわ！ 暴走族してたいわ！
ホント今巻……。いや、3巻4巻……。
ロスジェネの悲痛をビシバシ感じます。威（パ）ない。
ご静聴有難（あざ）ーっした！
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作品情報まとめ
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