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ジャーナサンを“ジャーナさん”だと思ってた

2週間ほど前になるが、やっと『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を観てきた。
なぜかというと、私が大好きなKERが吹替出演しているからだ。

そもそもKER=Kevin’s English Roomとは、私が思うに海外×日本のエンタメだ。
アメリカをメインに、文化や言語のちがいによって楽しめるコンテンツをたくさん提供してくれる人たち。

出会いはマカロニ&チーズのレシピを調べたことだ。
私と姉はアメリカのドラマや映画がそれはもう大好きで大好きで、日本の作品より観ている。
そんな姉と急に「マッケンチーズ(マカロニ&チーズ)作る?」という話になり、YouTubeでレシピを検索した。
そのマッケンチーズを作っていた人たちはKERではなかったのだが、おすすめに『1週間アメリカの食事生活』という超おもしろそうなサムネが見えた。
とりあえずその日は動画を観なかったのだが、あれなんだっけ? あのおもしろそうな動画、なんてタイトルでなんて名前のチャンネルだっけ????
頭をフル回転させて動画のキーワードになる情報を思い出す。
……“掛山ケビ志郎”だ!!!!
めちゃおもしろい名前だったじゃん。

そこから『1週間アメリカの食事生活』を観てハマりだし、配信やポッドキャストを聞いて院試を勉強していたときの100倍は英語を勉強するやる気がある。
楽しいコンテンツを見つけるだけでここまでモチベーションが上がるとは……
特に私はこのモチベーション問題があらゆることに対して顕著に出る。

もともと、英語の勉強もしたいし映画は基本字幕派で、好きな吹替声優がいたときには字幕も吹替も両方観るというスタイルだったのだが、なんとついに、KERが映画の吹替をやってくれるとは!!
大好き×大好きじゃん、最高。
しかも映画館が吹替上映しかやっていなかったので、自動的に吹替で観ることに。

公開日に観に行く気満々だったのに、風邪をひいて断念、その後も予定があってなかなか行けず、4月も半ばにやっと観に行くことができた。

が、観客は3人。
ウケる、さすが田舎。
まあご飯どきの時間だっただけどさ……私はホットドックのレリッシュ乗せを買って食べた。
ちなみに私はピクルスが大好きなのでホットドックにレリッシュが乗っているとめちゃくちゃ嬉しい。
事前にほかのメインキャストの吹替もチェックしていて「最近映画の吹替でも名前見るようになったよな、やっぱりアニメと映画・ドラマの吹替じゃ同じ声優でもちがったりするんだろうか……」などと考えつつKERはまだかな、とホットドックを食べる。

最初に主人公が保釈のための会議に呼ばれ、偉い人たちが並ぶなか、私はもうすでに内心スタンディングオベーションだった。
「あ! あ!! かけちゃん!!!!」
かけちゃんめっちゃ喋ってくれてる!!
ケビンは? ケビンはいつくるの?! ジャーナさんってさん付けだし遅れてくるのも許されてるからもっと偉い人なの?
ケビンを待ちつつ普通におもしろいエドガンの言い訳を聞く。
そしてやってきたケビンもといジャーナさん!
「お待たせしました!」
「待ってました!!」
私はこころのなかで会話する。
ほかの観客がいなかったら、きっとしゃべってただろう。
それから物語が進んでやまちゃんが出てきて「いやもっとしゃべらせてやれや」と思いながらも、その配役に感心してエンディングをむかえる。

私の心拍数は上がっていき、エンドロールにKERの名前が出るのをいまか今かと待ち望む。
そして吹替のクレジットが出たところでもう私のテンションは最高潮(ここで?)
え?
「ジャーナサン?!??」
ジャーナさんじゃないんかい!!!!
さん付けされてるけっこう偉い人だと思ってた。
ケビンの役名がジャーナではなかったことにその日一番驚いて、帰ってインスタの投稿を確認するとたしかに「鳥人間ジャーナサン」って出てたわ。

もうこの勘違いを含めてめちゃくちゃ映画楽しめた。
姉にも報告「トータルで考えるとちょっとしか出てなかったけど映画自体はめちゃおもしろかったよ」
子どもがいてなかなか自由に時間が取れない姉は配信に期待するとのこと。

みんなどんな感想だったのかな〜とフィルマークスあたりを見ると私と同じ勘違いしてる人がいて笑った。だよね。

今回はKERをメインに書きたかったのでこんな文章になってしまったが、D&Dのおかげで新しいファンタジー作品を開拓できたしコメディ要素とそれぞれのキャラクターの能力を活かしたアクションも全部楽しめる映画だった。
アマプラに配信来てくれ〜〜!

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