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オルタナティブスクール辞めました
こんにちは、週末オフグリッドの人こと、ゆきちゃんです。我が家は6年間川崎〜伊豆の二拠点生活をした後、1年半前に伊豆に移住しました。
上の子をオルタナティブスクールに通わせるため、という理由と、ずっと二拠点で通ってきた伊豆に住みたい!という理由で伊豆に移住することにしました。
夫婦ともにサラリーマンなので、週に2〜3回の出社をしています。片方が出社する日は、もう片方は完全なるワンオペです。
今回は、1年半が経って結局オルタナティブスクールを辞めたことについて、書き残しておこうと思います。
仕事とスクールの両立は難しかった
共働きでフルタイムワーク、お互い出社もあり、となると、やはり色々と難しかったです。
素晴らしいことだとは思いますが、親が100%子どものために動けることが前提になっているため、送迎や準備など、色々と無理が生じてきました。
地域の学校でも「小1の壁」と言われる、就学時に保育園と学校のギャップで苦労する状態があるかと思いますが。
それがずっと継続する感じですね。
私の毎日のリモート時のスケジュールは、
6時〜7時半:仕事
7時半〜9時:朝の支度、下の子を保育園に送る
9時〜10時:仕事
10時〜10時半:上の子の送迎
10時半〜15時半:仕事
15時半〜16時:送迎
16時〜17時:仕事
17時半:下の子の送迎
こんな感じで細切れに😵まとまった時間がない!この合間に買い物行ったりもあります。
昼休みもギリギリまで短縮して仕事するために、なんだかものすごく忙しないのです。
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まるでオンラインゲーム
こんな感じであっても、子どものためと1年半何とか両立を頑張ってきましたが、本当にこの環境が子どものためになっているのか分からなくなってきました。
生徒たちは車で30分前後かけて送迎してくるため、あまり気軽に遊びに行くなどの関係にはなれませんでした。
教育方針に共感して集まった人たちではありますが、他の場所に移住するからと突然辞めてしまったり、そういう自由な人が多い印象でした(他の理由があったのかもしれませんが)。
これって、オンラインゲームみたいじゃないですか?利害が一致した時にだけ楽しく一緒に遊んで、解散したらどこかに消えてしまう。
私は昭和の人間なので、こういうスーパードライな関係がリアルにも繰り広げられてるのは結構ショックでした。
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サドベリー的教育の難しさ
子どもの興味関心を元に、好きなことを突き詰めていけば、子どもは勝手に学ぶことを見つけて将来を切り開いていく。大人はあれこれ先に与えずに、サポートに徹する。
これがサドベリー教育の核だと思うんですが、現代社会ではかなり難しいと痛感しました。
なにしろ、ゲームがありますからね。
大体の子は好きな事っていうとユーチューバーに憧れ、マイクラの世界の中で大冒険をします。
それが悪いこととは言わないけど、我が子も例外なくそれでした。最大のデメリットは、体験が不足すること。
リアルワールドでサバイバルできないぞ?
なので、「タケノコが生えるから手伝って」とか、「里山ボランティアで草木の調査するから着いてきて」とか、親発信でリアルミッションを与える日々でした。
それにしても、アフターデジタルのサドベリーは一体何をやっているんだろうか。
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スクールで得た財産
というわけで、やはり結局運用上無理が生じていたのもあり、教育方針への疑問から、スクールを辞めさせることにしました。
子どもの意見は「うーん、いいよ」という感じです。そんなにどうしても通いたいという、強い意志も無いようです。
強い意志がない、これが決定的となりました。
現在は普通の学校に通うために準備をしている段階ですが、これから先もだいぶ波乱の予感がします。
ただ、これは大丈夫かな、と思っています。
この1年半でホームスクーリングの試行もできましたし、自分で学ぶ、という姿勢はかけがえのない財産です。
自由な教育の難しさも体感することができ、やはりある程度親が導くことは必要だ、という結論になりました。
地域に根ざす覚悟
移住後で一番意外だったのは、下の子の保育園がものすごく良かった、ということです。地域に根ざし、かき氷を食べ、庭で焚き火をし、焼き芋を焼く。
天井から床に届くようなアートを作り、傷だらけで遊ぶ。喧嘩が起きても大人が止めない。
デジタルデバイスよりも温かみのある親子のスキンシップをしてください、と何度も言われますし、保育園だけど都合がつくなら休んで、とも言われますね。
なんかもう、色々素晴らしすぎますよね。
この園の子たちが将来上がる学区の学校に通い、このまま学童期をここで過ごす選択をしました。一応中学も高校もありますし。
この素晴らしい自然や環境を本当の意味で自分の心に刻んで、伊豆っ子として育ってほしいものです。
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仕事と田舎暮らしの両立
仕事と子育て、そして長距離通勤によるワンオペの両立が難しいことは変わりません。
いきなり方向転換して、子どもが学校にうまく馴染めるかも分かりませんし、不安は尽きません。
それでも、家族みんなが「住みたい」と思う場所で暮らしていくために、これからも沢山考えていきたいと思います。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。