オーダーウクレレへの道〜6〜
七里ヶ浜ウクレレスタジオの三井 達也さんにウクレレをオーダーしています。
前回は、トップのムーンスプルースとサイド、バックのハワイアンコアの板を切り出して、ブックマッチしてからウクレレの形に切り出す工程をご紹介しました。
今回は、少しずつウクレレのボディが箱型になっていく経過を綴っていきたいと思います。
前回、トップのムーンスプルースと、バックのハワイアンコアが、ブックマッチの接着がされていましたが、そのブックマッチ部に養生板が貼り付けられました。こうすることで、接着面が補強されるんですね。
ウクレレのボディ内部には、トップやバックの内側に接着して、板を補強するためのブレーシングという部品があります。
ブレーシングは補強だけでなく、ブリッジの振動を効率良くボディ各部に伝え、音質をコントロールする、といった役割もあるようです。
どんな音になるのかとても楽しみです。
画像を見ると、ブレーシングの木って結構たくさん削るんですね。ウクレレ一本に使われる木材って、使われない部分もたくさんあるということに気付かされます。削られていった木に対しても感謝しつつ、ウクレレを大切にしていきたいと改めて感じました。
できあがったウクレレを見ただけでは、きっと気付けなかったかも。
貴重な画像を送っていただけた三井 達也さんに感謝です。