オーダーウクレレへの道〜8〜
七里ヶ浜ウクレレスタジオの三井 達也さんにウクレレをオーダーしています。
前回はアイロンベンダーでサイドを曲げる工程とトップのムーンスプルースにベアクローが出たよ〜というお話でした。
今回は、いよいよボディが箱状になっていく工程です!
アイロンベンダーで曲げたサイドをわっぱ状にしていく工程です。
わっぱとは、お弁当箱みたいな円筒状の箱ですね。
曲げたサイドをつなぎ合わせていきます。
ネックが付く部分と、エンドの部分が付けられています。
にしてもサイドのコアもいい感じの杢目が出てて美しい!
そして横板とトップとバックを貼り合わせるためのノリシロにあたるライニングを接着です。
細かく切れ目の入った木材をカーブに合わせて貼り付けていくんですね〜。ちっちゃなクランプがたくさん並んでるのもなんかかわいく見えますね。
ライニング装着完了です。
本当、お弁当箱みたいですよね。
トップとバックを貼り合わせていよいよ箱状になりました。
貼り合わせるクランプはオリジナルの工具かもしれませんね。枠の板に穴が空いているので、その穴と木材のパーツをボルトとナットで挟んで圧着しているようです。
木を木で挟んで圧着しているところにぬくもりを感じます。とても細やかな配慮と地道な作業て作られていくんですね。職人の技というか、心意気を感じます。
ボディの周りをルーターで溝を掘り、セル3本線、ヘリンボーンパープリング、ベッコウ柄バインディングが入りました。
サイドとトップを繋ぐパープリングにヘリンボーンのデザインを入れてもらいました。
ボディが引き締まって見えます。バインディングは縁の装飾で見た目もありますが、ボディを保護したりする役割もあるようです。
バインディングも入れるかどうか、何色にするのか(白、黒、ベッコウ柄)・・・。
こんな細かなところも自分で選んで決めることができます。オーダーならではですね。どんなバランスになるのかいろいろイメージを沸かせながら決めていくのもとても楽しかったです。