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2020年4月の記事一覧

遊び心と美の再探求について No.2

はじめに
第二回のテーマは「メディアアート」である。今日、たくさんのメディアアートが台頭している。その背景には、活発なメディア開発、新しい媒体の発見に加え、発見者がそのままそれをアートに転用する例も珍しくない。メディアアートは本記事の本質に迫るものであって、それは「そもそもアートとは何か?」「現在評価されている芸術作品においてそれの何が芸術的価値を持っているのか?」という問いについて、新しい表現方

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Calling from the city #2

Calling from the city #2

 この原稿を書いている3月15日現在、コロナウイルスの大流行により高校は休校、緊急事態宣言がすぐにでも発令しそうな、ギリギリな日々が続いています。これが皆さんの目に届く時にはどうなっているのでしょうか。今よりも良い状況になっていることを心から願っています。今回は家の中で何もできない!という時にこれを見る/聞くことがおすすめ!という3選を紹介します。もちろん主観も含まれてしまいますが、触れて間違いの

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【4月号】スノードーム 2話:パラダイム

ルイが見るであろう走馬灯と並行し、セイナとユリが自らの経験と共に彼の人生を振り返る。それはまさに対角状のパラダイム。


ルイの最期の瞬間を、私は遠隔でありながら感じてしまう。スノードームがそれを告げる。

♢♢♢
春休み最後の日、私は図書館で借りた本を読みきれず、せめて少しでもと思いひたすら読書に励んでいた。カーテンを通した白い光に包まれ、優しい春の暖かさを身体で感じながら、机に伏してしまい…

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努力について

ライター︰種市慎太郎

昨今の情勢で、『自己責任だ』『努力不足だ』『頑張りが足りない』などと世の中のありとあらゆる方面から意見が飛び交っているが、私はそれに少し違和感を感じるのである。

『努力が足りない。』『自己責任だ。』と言う人はSNS・新聞・テレビと至る所にいる訳だが、そう言う人の顔は総じて、どこか嫌味なのだ。

嫌味というか、どこか冷たく、他人事なのだ。そういう人は、貴方の息子が、娘が、努

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【4月号】勉楽のすゝめ 

ことばで考える数楽

みなさんこんにちは。今回計算をほとんど使わない数学、確率や場合の数、整数について記そうかと思います。

早速ですが例題です。

例 モンティホール問題

しまったドアのうち、あたりは一つです。一つのドアをあなたは選び、ゲームマスターはそれ以外のはずれのドアを開いたとき、あなたはドアを変えるべきですか。

この問題は直感でやると「どちらも変わらない」というかもし

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