客先常駐ヘルプデスクがIT担当者にジョブチェンジした
corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#3 Advent Calendar 2020、14日目の記事です。
情シスSlackについてはyokoyamaさんの記事をどうぞ。
何を書くの?
2019年秋に新卒でいた客先常駐のヘルプデスク職からある1企業のIT担当者に転職してから、1年が経過してから感じる転職してよかった!と思うことと余談を書きます。
「たかしまや」ってどんなやつ?
まずこれを書いている人はどんな人、っていうのを書いておきます。
・文系出身の20代IT担当者。IT?プログラム?わからんの人
・人の役に立つ仕事がしたくて新卒でヘルプデスク職を選択、アウトソーサーとして3年半勤務
・2年目から転職が気になり、ほぼ毎年エージェントと面談していた
・社会人4年目で現職に転職
・今は社内ヘルプデスク、その他いろいろ社内ITの運用方法を考えています
・基礎が薄っぺらいのでぺたぺた厚くするために勉強中
・ペンギンは特別好きなわけじゃない
なぜ転職した?
お金が欲しかったから!!!!!!
いちばんの理由は本当にこれです。前職は本当にお金がなかった。後は働きながら知識が身につく環境にいたい、30歳以降も働き続ける武器がほしい、不安定な労働環境から離れたかった、などなどあります。今回はだいたいこんなことを後述していきます。今から本題。
転職してよかった①:毎日違うことで悩むの楽しい。
同じ社内ヘルプデスクでも自分が関わっているシステムについて詳しくあればよかった前職とは違い、社内で使用しているシステムは深く広く知っていることが求められます。それと同時にそれ以外のIT一般知識は当たり前に知っている状態で誰からでも質問を受けられる状態にしておくのがベストです。
ITよくわからん学部出身の自分からするとそれもあれも知らない~が毎日出てくるのですが、調べれば調べるほど奥深いIT業界。運よく私は好奇心だけは人一倍あるタイプで、1キーワードからこれは何?これは?と知っていくことができたので今ではプライベートでも会社で気になったキーワードを調べたり本を読もう、と思うようになりました。
前職ではそんなこと一切しなかった。理由はしなくても仕事ができたから。ただ、その先は一切何もできないけれど。でも今は自分から情報を取り込んで、仕事で活用しないと会社で必要ない人になってしまうので毎日インプットしている状態です。転職したいと思ったときに考えていた、「働きながら知識が身につく環境にいること」「30歳以降も働き続ける武器がほしい」が達成できている今のほうが楽しいですね!後者は本当に武器を装備中って感じですが。
転職してよかった②:自分の将来を自分で選べる
派遣、準委任、業務委託なんでも、客先常駐で働いているヘルプデスクの皆さん、自分が3年後5年後10年後どうなっているかはっきりと見えている方はいますか?もしかしたら自社でマネジメントをしているかもしれない、研修担当になっている、違う客先に異動しているかもしれないし、いやいや今と同じ客先にいるかも……自分のことだけど自分のことがよくわからない。そんな状況で自分どうなりたいって聞かれても、って思う方多くないですか?
しかも、客先との契約が切れたときは自分が客先のシステムについていちばん詳しい人であったとしてもそこにいることはできません。(もちろん引き抜きされれば別ですが)次の新しい客先では全く違う業務をしなければならず、今までの知識が役に立たないなんてこともなきにしもあらずです。さらに運が悪ければ通勤時間2倍なんてところに行かされる可能性もある、なんて恐ろしいこともあります。(私はありました)全部が全部不安定過ぎる。
企業内のIT担当者になった今は自分がどうしたいのか、3年後5年後10年後どうなりたいのかを考えることができるようになってきました。それは自分の会社の事業内容が明確で、会社の中で自分がどうしたいのかを考えられるようになったからだと思っています。前職もいいところはあるのですが、多くのことを経験して学んで考えることができるようになった今のほうが本当に楽しいと私は思います。
転職してよかった③:給料上がった!!!!!!!!
これに尽きる!前職は住宅手当込みの手取りで月17万前後でした。これで一人暮らしはしんどくはないけど、贅沢はほぼできない生活でしたね。資格を取りたいと思っても、会社の資格取得給付金一覧にある資格なのか、一発で資格取れそうか(不合格だったらお金貰えないから)とか考えていました。生活と少しの楽しみ(飲み会)に以外にお金使えない…という生活。
そんな生活から一変、今は生活と楽しみと生活のQOLを上げるためのものにお金を使って貯金できる生活を送っています。生活楽しい。勉強のために本を買うことに躊躇することもなくなってきました。ただこれは会社によるし、私は20代で前職が低すぎたというだけもあるかもしれないので一概に転職したらみんな給料上がるよというわけではないのであしからず。給料の分、責任のある仕事が任されるし、決めなきゃいけないことが多い。でも毎日頑張っている分、ちゃんとお給料がもらえるのは単純に嬉しいです。
余談:20代社内ヘルプデスクが給料を上げるためには
経験を積んで、それを誰にでもわかる共通言語で証明できるかだと私は思います。でも客先常駐の社内ヘルプデスクが自社だけじゃなく、誰でもわかる証明を用意するのって難しい。会社ごとに使う用語も変わる。大きなプロジェクトに参加することもなければシステムの入れ替えに携わるそんな業務は経験者に回される。結局大事な決めの部分はお客様のプロパー社員が考えて実行する。(今思えば思考停止状態になっているだけのような気もするので反省。)
できることは担当業務の改善、PDCAをどう回すかくらい。そんなので転職できる?と思うかもしれません。私は思った。そこで自分の一例ですが、「問合せ数の削減や、回答時間の短縮とかをXX%削減しました!それは●●という状況から▽▽の改善活動を行ったからです。」とか言って私は転職できました。(自分でも奇跡だし、たまたま会社が求める人材とマッチしていた奇跡だと思いますがそれは置いといて)だけどこれが使えるのは20代の前半~中盤くらいまでの第二新卒くらいですよね。本当、転職するなら判断は早ければ早いほど良いです。判断をずるずると遅らせて、皆さんと自分自身も気づけば30歳になっていたなんてことがないことを願います。
あとアウトソーシングの会社って事業所の売上が自分の評価に影響されるので、お客さんから新しい案件を引っ張り出せるようになったら最高なのですがこの世の中お金を出してくれる会社も少ないし難しいように思います。これがプログラムできます、サーバ・ネットワーク構築できますみたいなアウトソーサーなら別でしょうが社内ヘルプデスクは私と同じ文系出身IT難しい人がやろうとするとコミュニケーションスキルがどれだけあるかが大事になりますね。コミュニケーションおばけに私もなりたい。
おわりに
客先常駐で社内ヘルプデスクとして働くことって私と同じ女性にとっては別に悪いことではないと思います。ある程度の規模の会社であれば必要な仕事だし、派遣とかアウトソーサーに任せやすい仕事なので比較的いつでも求人があるので。
じゃあなんで今回この記事を書いたのかというと、社内ヘルプデスクの転職活動話って多いはずなのに経験談を見ることってないなと思ったからでした。もしかしたらあるかもだけど。ただ、どんなやつ?に書いた通りITなんもわからんで就職、そのまま今まで過ごしていた人が転職したらこうなったよという一例をつらつら書きました。誰かの参考に少しでもなれば幸い。
(はじめて考えをブログにしたのでめちゃくちゃ時間がかかりました。もっとプロットとか、テーマとかちゃんと決めてから書かないと文章だけが多くなる。わかりきっていましたがダメですね。今回これを作りながら、また書いてみたいと思うことも出てきたので今回の反省は次回に生かしたいと思います。来年はもっと自分の考えを何かで発信するようにするぞ!と意気込みを持ちながら、ここまで読んでいただきありがとうございました。)
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