【Recipe にんじん葉のチヂミ】
お届けしている自然栽培野菜やハーブたちを
おいしく楽しく使っていただくためのレシピをアップしています。
今回の食材はにんじんの葉っぱ。
季節によって違いはありますが、うかspice+では大体の場合、
にんじんを葉付きの状態でお届けしています。
このくらいの時期になってくると
寒さで葉っぱもしっかり硬くなるので
サラダや、さっと炒め物に…という使い方も難しくなってきます。
そういうときはぜひチヂミに。
にんじんの葉っぱならではの独特の風味が
いい意味で効いてくるお料理です。
私なんかは、にんじんの葉っぱのチヂミを食べるようになってから
他の野菜で作るチヂミのパンチのなさに
がっかりしてしまうようになったくらいです。
そのくらい一押しの、
にんじん葉の使い方です。
<材料>7〜8cm大が14〜15枚分
にんじんの葉(刻む) 80g
A 塩糀 大さじ1
豆板醤 小さじ1/2
水 大さじ1
じゃがいも 100g
小麦粉 50g
水 大さじ2〜
油 適量
タレ みりん 大さじ1と1/2
醤油 大さじ1
酢 大さじ1/2
一味唐辛子 小さじ1/4
このレシピの特徴は、つなぎというか、具というか、
とにかく、じゃがいものすりおろしが入るところ。
野菜だけではあっさりしがちなお料理でも、
ちょっと旨みのある食材が入ると
途端に「なにこれ!?」なおいしさに
変身してしまうのがおもしろいところです。
じゃがいももそんな役割を果たしてくれますね。
そしてやはり、糀調味料。
うかspice+ではいろいろな糀調味料を常備していますが、
シンプルに作っているのに深みがある、
そんな味にビシッと決まってくれるので手放せません。
塩糀がない方は、もちろん、なしでどうぞ。
(その場合は塩を少量加えてください)
<作り方>
1 にんじんの葉を食べやすいサイズに刻む。
うかspice+ではいつも7mmくらいでしょうか。
2 Aの塩糀、豆板醤、水大さじ1を和えて、
1の刻んだにんじん葉に和える。
3 2のにんじん葉がしんなりしてくるのを待ちながら
じゃがいもをすりおろして加え混ぜる。
4 3に小麦粉を加え混ぜ、
様子を見ながら水大さじ2程度を加え混ぜる。
5 熱したフライパンに多めの油を入れ、
4を7〜8cmサイズになるよう伸ばして
両面をこんがり揚げ焼きする。
このとき、できるだけ薄く伸ばすのが
にんじん葉が食べやすく、カリッと仕上がるコツ。
6 タレを作る。
鍋にみりんを入れて煮切り、
醤油、酢、一味唐辛子を加える。
作る際のポイントは、
にんじんの葉に先に調味料を絡めて、
調味料の塩気でにんじん葉を少ししんなりさせておく点。
そして、焼くときに多めの油で揚げ焼きすることと、
なるべく薄く伸ばして焼くことでしょうか。
見た目は茶色くてちょっとアレなんですが、
食べるとめちゃくちゃおいしいです。
にんじんの葉っぱのチヂミ、いかがでしたか?
にんじんの葉はほかにも、ふりかけにしたり、かき揚げにしたり、
ジェノベーゼにしたりと活用することができるので、
ひとつの葉物野菜と捉えていただいても良い気がしています。
一物全体。素材を丸ごといただくという点でも、ぜひご活用くださいね。
最後に。
活用するとなったら、あますことなく!ということで、
半端に残った部分は少しずつストックしておいて、
野菜出汁にしてみてください。
いいお出汁がとれますので。