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ThamesPath#2 Readingと水運

私がかつて住んでいた街 Reading(レディング)周辺のThames pathを紹介します。

Readingとはいったいどこ?

ロンドンから西に向かって40マイルほど(64km)ほどの街です。
街の真ん中にテムズ川が流れています。このあたりでは、川幅はかなり広いです。
観光地ではないので日本では知名度はないのですが、このあたりでは規模の大きい街です。テムズ川や支流のRiver Kennetなどかつての水運では交通の要所で農産物の市場として栄えたそうです。鉄道が引かれると水運は廃れてしまったようです。

Welcome to Reading

今では外資系企業の拠点という感じです。鉄道の駅としては今でも拠点です。ロンドンのElizabeth Lineとの直通運転の影響か不動産価格はバブル感あるようです。

Lockについて 

このプールみたいなものは、船が高低差を乗り越えるために上流側、下流側にある水門を開け閉めして水位を変更するためのものです。(英語のLockの日本語訳は閘門というそうです。難しい漢字ですね。)

Sonning Lock

水位の制御がどのような仕組みになっているのかは、専門外なので以下のサイトをご参照いただければと思います。

Lock keeper’s house

かつてはLock Keeperというゲートを操作する職業があったようです。
小さな小屋はキーパーの詰所で、右の大きな家は社宅?ということでしょうか。今ではLockは無人(Unmanned)が普通で、家は別の目的で使っているようです。

Keeper's house

水運としては時間がかかりすぎて輸送手段としての実用性はないのですが、のんびりNarrowBoatが行きかう様子をみると落ち着きます。
近くには喫茶、パブやレストランなどがあり、くつろげる場所になっています。
日本だと休日もスケジュールをしっかり詰めて無駄なく効率よく遊ぼうとしますが、イギリスでは休みなら特に何もしないで、まったりお茶(パブならビール)を飲んでいるだけですね。