ThamesPath#4 Oxfordの郊外をゆっくり散歩する
Oxfordの郊外の街や小さな村を歩くのは静かな環境で落ち着きますね。同じテムズ川沿岸でも近代的な建物が多いReadingとは一味違います。
Oxford郊外のフットパスを紹介します。Oxfordの中心部から少しだけ歩くとちょっとした公園と湖があります。
オクスフォードにあるHinksey Lakeという湖ですが、看板をみると
These plants and islands will provide shelter and food for wildlife above and below the water line.
鳥たちには湖畔の草木がシェルターの役目を果たしているようです。まがものペアが休んでいます。
この湖には木でできた橋がありますが、これは先ほどの案内からすると釣り人用に作られたものなのでしょうか?
たしかに反対側にいっても、これといって何もないのでなぜここに橋を架けたのか不思議なのですが。散歩には助かりますね。
橋をわたると鉄道の貨物線の分岐があります。ちなみにOxfordにはMINIの工場があり完成した自動車を運ぶための引き込み線が引かれています。
くまもんMINIもきっとこの線路を渡ってきた日本まで来たことでしょう。
こういう芝のフィールドは典型的なイングランドの風景ですね。
ルイスキャロルが不思議の国のアリスの話をしたのもこんな場所だったのでしょうか。Oxfordの郊外を散歩している間に出来上がったお話のようですが。
よくみたらこの場所にもちゃんと名前がついていました。この地のゆかりのかたのようです。
このMatthiewさんは詩人のようですね。すいません、私は詩にはまったく知見がありません。どなたかイギリス文学に詳しい方がいたらご教示いただけたらと思います。
フットパスには牧場の中を通過するのもあるのですが、たまに牛に追いかけられます。1頭ならまだしも、10頭くらい後をついてこられるとこまるのですね。
さらに進むと、Chilswell Valleyという自然保護地域に入ります。
イギリスにはこのような保護エリアがあちこちにあり、たぶんどこかのTrust(財団法人もしくはCouncil)が土地を所有して自然保護しているのかと思います。
開発されないようにTrustが土地を買い取り自然保護エリアにするのです。
フットパスのルートによっては菜の花畑の脇を通るのがあります。
フットパスが畑の脇ならまだいいのですが、以前菜の花畑の中を通り抜けるルートがあり、全身、服が黄色になってしまったことがありました。
いかがでしたでしょうか。イングランドの田園風景はイギリスの人が大事にしているものですね。英語にidyllicという形容詞がありますが、こういう風景をいうのでしょう。
Oxfordの郊外は観光地のようなにぎやかさはありませんが、面倒なことは忘れてただゆっくりと歩くと落ち着きます。
公式散歩地図?は以下のリンクからPDFファイルで入手できます。