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イギリスで列車に乗る 鉄道ファン編

今回はイギリスの鉄道ファンについて紹介します。イギリスにも鉄道ファンがたくさんいるということが日本ではほとんど知られていないので書いてみました。列車に乗るにはまったく必要のない知識です。すいません。


鉄道ファンは英語でなんという?

まずは英語から。鉄道ファンは英語では何と呼ばれるのでしょう。いういろいろな言い方があるのですが語感の違いがよくわかりません。日本語は私の独断と偏見でのイメージです。
a trainspotter 鉄道オタク? ネガティブなイメージ
a train buff  鉄チャン?  ネガティブなイメージ
a rail fan   鉄道ファン  普通の健全な趣味な感じ
a rail enthusiast  鉄道愛好家? これは鉄道をこよなく愛すポジティブなイメージ
a ferroequinologist 鉄道研究家? 鉄道交通研究みたいなイメージ 具体的には鐵坊主みたいな方ですかね。

ところで映画のトレインスポッティングはなぜ鉄道とは関係ないのにあのような題名なのでしょうか。どなたかご存じなら教えてください。

イギリスの鉄道ファン分類

イギリスにもいろいろな鉄道ファンがいますが強いて分類するなら以下のタイプでしょうか。

  • 鉄道旅行を楽しむ人

  • 保存鉄道(Heritage Railway)を楽しむ人

  • 鉄道模型を楽しむ人

  • 廃線跡を歩く人

  • 車両や時刻表などマニアックに調査する人

鉄道旅行を楽しむ

マイケルのおじさん(以前はちゃんとした政治家だったようですが)のような、列車に乗っていろいろ旅している人ですね。

イギリスにはGreat British Railway Journeysという鉄道で旅行するBBCのテレビ番組があるのですが。位置づけは旅行番組なのか歴史番組なのかそれとも鉄道番組なのかよくわかりませんが、一般の人にも人気があるようです。

ちなみにこの番組の元ネタは、以下のリンクにあるBradshaw's guideという鉄道旅行の古典ガイドで、この現代版の再現として実際にマイケルが列車で旅してみるというコンセプトです。

保存鉄道(Heritage Railway)を楽しむ

保存鉄道は私自身はあまり探求しなかったのですが、とにかくたくさんあります。やっぱり蒸気機関車大国だったので、あちこちで走らせていますね。この分野の専門雑誌もあります。WHSmithとかに行けばおいてあるはずです。

鉄道模型を楽しむ

鉄道模型もそれなりに人気がありますが、日本のと比べてしまうとちょっと模型の車両もレイアウトも見劣りしてしまうかもしれません。
模型雑誌もいくつかあります。

地域のクラブみたいのがあって、よく地域のお祭りでチャリティー鉄道模型運転会をやっています。
イギリスらしいのは、家の庭に線路をひいて、大型の模型を走らせる人がいます。庭園鉄道(Garden Railway)といわれるものです。フットパスを歩いているとよその家のお庭のそばを通ることが多いのですが結構みかけます。ゲージもGゲージとか日本ではまず使わないゲージですね。日本のNゲージのような小さい部品を緻密に扱うのはあまりイギリスでは好まれないのかもしれません。

廃線跡を歩く

廃線跡にはちゃんとフットパスやサイクリングロードとして整備されているものは歩くのも簡単なのですが。中には強者がいて本当に森の中の見捨てられた線路後を歩く人もいます。これもチャネル5かどこかでTV番組がありました。

車両や時刻表などマニアックに調査する人(Train Spotter)

これは駅の端の方でノートやカメラで来る列車を記録したりする人のことをいいます。日本と比べると車両の種類が限られてしまうのであまり面白い被写体は来ないのですが、日本は写真を撮る人はいますが、ノートに車両を記録する人はあまりいなのでは。日本でも機関車とかだと何号機かで特別視されることはありますけど。
どのように記録をとったらいいのか教えてくれるサイトがありました。

クラスで機関車/列車のタイプを示します。
Classes 0 – 99 are diesel or electric locomotives.
Classes 100 – 299 are diesel multiple units
Classes 300 – 799 are electric multiple units
Classes 800 onwards are hybrid units.

FGWのHitach車は800番台なのはハイブリッドという意味だったのですね。電車なのに非電化区間走れますからね。

貨車が好きな人のために貨車のためのサイトがありました。日本でもレイルマガジンとか貨車に情熱を傾けている人はいますね。

なんとログブックまで売っています。番号を記録するのに普通のノートでは飽き足らないのでしょうか。

営業車両はそんなに種類が多くないのですが、事業用車両はいろいろあります。NMTとはイギリス版のドクターイエローです。鉄道ファン達からフライングバナナというあだ名をつけられてしまいました。

また鉄道業界紙というのもあって、こちらで新しい車両などをチェックできます。

Train spotterのみなさんに注意事項

Train spotterのみなさんに安全上の注意事項があるようです。安全に楽しむためには以下のリンクを参照ください。