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オンラインツールの活用と柔軟なスケジュール

前回は「生徒中心」と「大学入試に役立つ」の2つの考え方をガイドラインにしつつ、「日本と世界を豊かにする公共心のある人」を育てられるように、大らかに学習していきたい、という話をしました。

今回は、生徒中心、に関連して、コラボツール(マイクロソフト Teams)などを活用し、スケジュールを柔軟にすれば、日米で活躍してくれる若者が増えるのでは?という話をします。

ユタ日本語補習校は年間37日の授業日があります。土曜日の午前中の3時間が授業時間。現地校が休みの時期はそれに合わせて休みとしています。高等部に関しては土曜日の3時間に加えて、週に1.5時間のオンラインの時間を加えています。オンラインがあることで、日本にいる人との交流が出来たり、講話(実際に仕事をしている人の話を聞く)やワークショップ(新たなスキルや考え方を体験的に身に着ける)の機会の幅が広がったりします。

もちろん、生徒には授業日はきちんと出席して欲しいのですが、部活があったり、SATのテストがあったり、スポーツの大会があったり、何かのオーディションに出たり、などなど。お休みする生徒は多いです。

休む生徒への対応としては、授業の様子を360度カメラ(owl lab)とzoomを使って録画ています。学校のインターネット環境が悪く、録画がどれほど意味があるかは疑問ですが。。また、板書は写真撮影して、onenoteに記録しています。
更に休んだ生徒には、休んで活動したことについてTeamsに作文を投稿するように促しています。生徒が投稿した作文にはコメントしたり、改善の提案をします。また、作文評価システム(jReadability Portal)を使って客観的に成長を確認することも出来ます。

柔軟なスケジュールということに関しては、現地校が忙しくなる時期や休みの多い時期には「個人面談」を入れるようにしました。一人ひとり、一学期の様子についてコメントして励ましたり質問したり(成長につながるような質問が出来ていると良いのですが、、)。また話を聞いて本を紹介したり、夏休み中の過ごし方についてアイディアを出したりしています。面談のない生徒は自由登校です。登校した生徒は、補習校や現地校の宿題を一緒にやったり、日本語の読解問題に取り組んだりしています。

夏休みを前にして思っているのは、この時期にオンラインの活動を入れると時間もあるだろうし良い成長の機会になるのでは?ということです。生徒も乗り気なようなので、夏休み中のオンライン活動を計画してみたいと思っています。




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