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「高速道路を爆走するような生き方」(丸岡いずみさん)をやめ、「下り坂をそろそろと下る」こと

こんにちは、氏家のりおです。国立社会保障・人口問題研究所が公表した地域別推計人口で、2050年時点の15~64歳の生産年齢人口を20年と比べたところ、699市町村が半数未満に減ることがわかったとの報道がありました(『四國新聞』2024年2月12日付)。

右肩上がりの経済成長で危機を突破というようなフレーズをよく耳にしますが、イノベーションや働き方、競合環境などを勘案すれば、そんなガッツは不可能であることがよくわります。だとすればどういう選択を選ぶのか一から考え直す必要もあるのではないでしょうか。

もちろん、僕自身はこの道の専門家ではありませんが、「高速道路を爆走するような生き方」(丸岡いずみさん)をやめ、「下り坂をそろそろと下る」(平田オリザさん)という新しいライフスタイルを確立することも必要かも知れません。

要は、事実を前にして虚仮威しの威勢で乗り切るのではなく、事実を受け入れ、そのなかで暮らし方そのものを見直しながら、低成長の成熟社会へと舵を切っていく必要があるのではないかという話です。

24時間戦えますか的なのりではなく、少ないのであれば少ないなりの生き方で事実を迎い入れ新しい社会を形成していくというシフトチェンジです。

AIやスマート技術の活用は、それが人間の労働力(僕はこの労働力という言葉も好きではありませんが)の競合・駆逐になるという話ではなく、そうしたテクノロジーを使いこなすことで、暮らしやすい社会を作っていける可能性もあるのではないかと考えています。

いずれにしても必要なことは勉強でしょうか。

今朝は午前中、介護事業所のコンサルティングで社労士の先生と話しをしばらくしていましたが、勉強とは学校の試験勉強ではなく、自分が「生き残るための戦い」と仰られておりましたが、その言葉が耳朶から離れません。

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氏家法雄/独立研究者(組織神学/宗教学)。最近、地域再生の仕事にデビューしました。