【246】スッポンタケ発見、食べてみた 2024.10.4
1 裏庭に白くて丸い卵のようなもの発見
裏庭に白くて丸いきのこか卵みたいなものがあるという知らせを受けて、見に行ってみると確かに大小3個の白くて丸いものがありました。。
触ってみると表面は何かブヨブヨした水袋みたいな感じ、とりあえず一番小さい直径3cmぐらいのものを引っ張ってみると何やら細い根っこが付いた状態で簡単に引き抜けました。
それがこれです。
なんか気球のような火星人のようなおかしなものです。
2 調べてみるとスッポンタケの「幼菌」というものらしい
GOOGLEレンズで調べてみるとスッポンタケの幼菌というもので間違いようでした。
おかしなものですが、食べられるらしいということで、後の2個も採ってきました。
3 断面はこんな感じ
切ってみると断面はこんな感じ。
表面に薄い白い皮があって、茶褐色のゼリー状のドロドロした層があって、その中に白い芯とその周りの黒い砲弾のような形のものがあります。
これは一体何なのでしょう?
4 食べられるらしいので食べてみた
ネットで調べると幼菌は食べられるということなので、まずは小さい方をシンプルに薄い塩味でゆでて、恐る恐る口に入れて食べて見ました。
味らしい味はせず、旨味とかも全く感じられませんでしたが、不味くはなく、ちょっと固い皮と、ゼリー状の部分と、シャキシャキした芯の部分の3つの部分が混ざった食感はちょっと面白いかなと思いました。
ということで、今度は大きい方をお酒、味醂、醤油で煮てみました。
しかし、こちらは少し育っているせいか、わずかな酸味ともやしのような匂いが気になって積極的に食べたいと思うほど美味しくはなく、少しだけ味見をした後は捨てることになってしまいました。
5 スッポンタケの幼菌はきのこの卵
先ほどから何度も幼菌という話をしていましたが幼菌とは一体何なのでしょう。
調べてみると、次のようなサイトがありました。
こちらのサイトに載っていたのが下の写真でした。
なるほど、これでわかりました。
成長すると白い皮が破れ、下の図のオレンジで囲った部分が伸びてゆくのですね。まさに幼菌はキノコの卵だったわけです。
6 スッポンタケの成体はうまく料理すれば美味しいらしい
スッポンタケを食材としてみたとき、どうなのかということをもう一度調べてみました。
幼菌はほとんど臭いはありませんが、黒い部分が伸びて行った成体のスッポンタケでは、頭の黒い傘の部分にベトベトの粘液がついて強い匂いがし、その匂いでハエなどを呼び胞子を運んでもらうのだそうです。
その匂いは強烈で、虫にとっては良い匂いでも人間にとってはひどい悪臭だそうです。
けれど傘の部分を取り除き、残った柄の部分をよく洗い流すと悪臭は消え、シャキシャキ食感で美味しく食べられるそうなのです。
今回もゼリー状の部分は捨てて、それ以外の部分を食べれば良かったかもしれません。
もしも次に生えてくることがあったら成体になるまで待って食べてみようと思っています。
それにしても面白いものが生えてきたものです。