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第四話 自信の育み方
「自分に自信がある人は魅力的に見える」
こんな言葉を聞いたことは、または感じたことはないでしょうか。
いつも堂々としていて、余裕があって、
「自信がない」
「自信をもちたい」
と思っている人からすればキラキラと輝いている存在に見えますよね。
そんな人たちは、生まれた瞬間からそのような性質なのでしょうか。
自信とは一体、どこからやってくるのでしょうか。
空から自信がふってきて、私たちにふりそそげばいいのですが。
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そもそも、自信があるのとないのとでは、人生において何が変わると思いますか。
カナダ・ライアーソン大学のサッカー代表チームのヘッドコーチであるイヴァン・ジョゼフ博士は、自信のある選手には「困難に負けずにやり通す力」と「失敗から立ち直る力」がある、と語ったそうです。
自信のある人は、物事のマイナスの面を見てもひるみません。
「乗り越えられる。自分にはその力がある」と思うからです。
困難に負けない「自信」。
自信とは「自分を信じる力」のことだと考えています。
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もし他の人からの評価に頼っていたら、調子がいいときは自信があるけれど、調子が悪くなるととたんに自信がなくなってしまう……ということになってしまいますよね。
調子の悪い時になくしてしまう自信は、他の人にもらった自信。
でも、調子が悪かったり、風向きが良くない時にも、変わらずに持ち続けていられる自信こそ、「真の自信」なのではないでしょうか。
傷つくのが怖かったり、失敗してはずかしい思いをするかもしれないと思ったり。
それでもその先にある欲しいものに手を伸ばせること、素敵な未来を築ける自分を信じて勇気を出し、行動を起こせること、それが「真の自信を持っている」ということなのです。
「自信」は子供時代に親から認めてもらった経験から生まれるとも言われていますが、実は、大人になってから鍛えることもできる「スキル」です。
たとえ今自信がなくても、これから身につけることができるとすれば、勇気がわいてきますよね。
ここからは、自信を育むために大切なポイントをお伝えしていきます。
自信の育み方は人それぞれですので、あくまでも参考になる一部なのだと捉えていただけたらと思います。
①自分の気持ちを大切にする
究極、自信があってもなくても、自分の気持ちに素直になり、大切にしてあげることが重要です。
私たちの命は、父と母がすでにいる状態としても746兆分の1の確率で生まれてきています。
両親が生まれ、出会う確率や、両親の両親が生まれる確率なども加えると、ほとんどゼロに近い数字になり、1人の命が誕生することはもはや奇跡とも言えるでしょう。
自分とは、あるがままで世界に唯一無二の尊い存在なのです。
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②物事をポジティブに解釈する
「出来事や状況をプラスに解釈して受け取ることができる」ということは、「困難の中にも可能性を見出せる」「打ち勝てないと思い込んでしまいそうな状況でも、あきらめずに道を探せる」ということでもあります。
例えば今日やりたかったことが5つあったとして、3つできたとします。
「3つしかできなかった、私はダメな人間だ。」と思うのではなく、
「今日は3つできた。昨日よりも前進している。」と解釈するのです。
ポジティブな解釈は練習することで上手になっていきます。
③得意をのばす
人の「自分を成長させたい」という根源的な欲求は、とても強いもの。
それを「私にはできない」と抑え込むのは、本来苦痛なことです。
自分の得意をのびのびと伸ばしてあげることで、自信がついてきます。
得意な事なら、「できた!」という成功経験も積みやすいはず。
何が得意かわからないなら、「周囲の人に喜ばれたこと」「いつも頼まれること」を思い出してみるのもヒントになるかもしれません。
また、長年続けてきた趣味があるなら、それも自分の「得意」分野かもしれませんね。
④小さな目標を達成する
いきなり大きな目標を掲げてしまうと、トライしてみても道のりが遠すぎて気力が続かず、結果自信を失ってしまうことも。
今の自分が「今すぐできる」「必ずできる」小さな目標を立てて、達成できたら思いっきり喜びましょう。
「できた!」という達成感の積み重ねが自信につながります。
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⑤目標ではなく「目的」を追う
目標はあくまでも、「目的」を達成するためのステップにすぎません。
目的とは、めざしたいビジョンやあり方のこと。
目標がゴールではないので、目的を明確にして物事を考えたり、行動しましょう。
そのために、自分が本当に求めているものは何か、書き出してみるのもおすすめですよ。
⑥複数の顔をもつ
「自分にはこれだけ!」という職人気質な人も多いです。
ですがそこで上手くいかないことが起こり、自信を喪失してしまうと逃げ道がありません。
複数の顔をもつことで、必要な時に使い分け、心の余裕をもつことができるでしょう。
⑦自分を否定しない
世界で誰よりも大切な自分のことは、いつでも全肯定するくらいの気持ちで良いのです。
自分を肯定するからと言って、他人を否定するのではなく、「私は素晴らしい。あなたも素晴らしい。」の精神が優しい世界をつくります。
今の自分に、自信なんてなくてもいいのです。自信とは育まれるもの。
これから自信のある自分になるイメージを強くもち、素直に実践してみてください。
この記事が皆様のお役にたちますように。
今日も、読んでくれてありがとうございます。