新年のご挨拶|2025年問題に挑むためのUI/UXデザイン
新年あけましておめでとうございます。
2025年、日本はこれまでに経験したことのない超高齢化社会を迎えます。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、国民の約5人に1人が後期高齢者になると言われています。
この「2025年問題」は、医療や介護の需要が急増する一方で、少子化による人口減少が進み、医療従事者や介護職員の不足、医療資源の逼迫といった課題を引き起こすと懸念されています。
さらに、医療現場では医師の働き方改革が進められており、長時間労働の是正や夜勤体制の見直しが求められています。このような変化により、医療従事者一人ひとりが対応できる患者数が制限される可能性があり、現場の効率化がこれまで以上に重要となっています。
こうした状況の中、デジタルトランスフォーメーション(DX)による業務プロセス改革が、医療の質を保ちながら効率を向上させる鍵になると考えています。そしてそのDXを誰もが使いやすい形で実現するためには、UI/UXデザインの力が欠かせません。
ITリテラシーが決して高いとは言えない患者や医療従事者にとっても直感的でわかりやすいデジタルツールを提供することで、医療の現場がさらに前進できるのではないでしょうか。
2025年問題を前に、医療DXを通じたプロセス改革に取り組みながら、デジタルを誰にとっても使いやすく、身近に感じられるものにするためのUI/UXデザインの進化に挑戦していきたいと思います。
そして今年も引き続き、この場を通じて学びや経験を共有し、多くの方と考えを深めていければと願っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。