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Photo by
take_kuroki
はじまりの日に
スタバ。日曜日の夜の。名前の響きだけで体が緩んでしまいそうなクラシックショコララテの助けを借りて、ペンを走らせる。
ナチュラルなわたしとして描きたいのはどんな世界だろう。頭のなかを駆けまわる思考とことばを、パッと右手で掴まえる。握った手のひらをそうっと開いて、あるものを確かめる。うーん、なんだかちょっと、しっくり来ない。
じぶんが持つことばが少なくて、とてもとても悔しい。巧みな作家になりたいわけではない。けれどほんのひと滴を選びとるための、ことばが足りない。
今、わたしが見ている世界。異なる色合いの景色と、あふれんばかりに膨らんだ感情が、重なり、絡まり、すみずみまでを満たしている。光と影と、光とも影ともいえない淡いがゆらめく。長い年月をかけてつないできたいのちと営みを、わたしはどこまで描けるだろう。
わたしが掬ったものを、わたしだけのことばで。また次の誰かにつなぐその時まで、懸命に描いてゆきます。
* * * *
本日、かごしま近代文学館ではじまった「児童文学創作講座」の1回目でした。早くも、わたしとことばと世界に向き合った一日。3月には短い物語が、ひとつできる予定です。心優しい受講生の皆さんと一緒に、早春の創作を楽しみます!わくわく。
そして、クラシックショコラはすっかり冷え冷え〜
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