篠木健太郎投手の打撃力に魅了される
投手の打撃を観ることが好きです
現代野球では、投手は投球に専念し
投手で4番を打つような選手は、アマチュアにおいても少数派です
だからといって、投手の打撃力が低くてもよいということにはならず
低い打順でも、実は打撃センスに秀でる選手は多くいます
法政大学のエース右腕、篠木健太郎の打撃に私は注目しています
躍動感あふれるワインドアップ投法からの、150キロを超える剛腕
フィールディングの上手さなどの総合力も評価されている投手です
上記は、2022年の東京六大学野球 春季リーグ戦
4月9日に行われた早稲田大学VS法政大学1回戦 のハイライト動画です
1:08ころから、篠木投手がセンターオーバーのタイムリースリーベースを放ったシーンが収録されています
相手投手はサウスポーの齋藤正貴投手
私はこのシーンを見て、いっぺんに篠木投手の打撃ファンとなりました
1ストライクからの2球目、真ん中に甘い変化球
篠木選手がコンパクトに打ち返した打球は大きく伸び、あわやホームランのタイムリースリーベース
篠木投手は左打者です
相手がサウスポーということもあり、強振せず、右肩を開かないようにコンパクトに打ち返しているようにみえます
強振をしている感はないのですが
打球が予想以上に伸びていることがわかります
巨人の2軍監督をしている桑田真澄氏が、かつてこう仰っていました
「キャッチボールはグラブの芯で取る。打者はグラブをバットに持ち替えてボールをバットの芯で取る。これが僕の打撃理論。投手も打てないわけがない」
わたしは、篠木投手のバッティングこそ
桑田2軍監督の言葉を象徴していると感じています
先ほどの篠木投手の打撃シーン
パンチ力やパワーではなく、来た球に身体全体のタイミングがピタリと合うことで、打球がより遠くへ飛んでいるのではないか
わたしはそう考えています
篠木投手は運動能力にとても優れています
それは身体全体を使った投球フォームや、軽やかな身のこなしから生まれるフィールディングに反映されています
同じく、打撃にもそれが活かされているのです
わたしは、篠木投手に、かつての桑田真澄投手を重ねています
すべての能力を兼ね備えたオールラウンドのエース
野球センスの塊のようなプレースタイル
小さな体をハンデにしない躍動感
篠木健太郎という野球選手に、大きな魅力を感じ、これからの彼の未来に期待をせずにはいられません!
どうか頑張ってください!
東京六大学野球は投手も打席に立ちます
プロ野球でも六大学出身投手の打撃力は高いという定説があります
今後も六大学野球ファンとして、投手の打撃ファンとして
チェックを続けていきたい次第です