山本遊子更年期日誌、二十五
長男が志望校の都立高校に合格した。本当によかった。お金がさほどかからず(私と夫の経済力の範囲で)よい教育が受けられそうな雰囲気の学校だ。本当に安堵した。
ここ1ヶ月くらいの、長男が私立に行くことになってしまったらどうしよう…という私の不安な気持ちは壮大なスケールだ。しかも広範囲にべったり内面にくっついて剥がれず、合格して1週間経った今でも、不安の気持ちだけが取れないほどだ。
お金のことを考えるのが苦手だ。
そうやって生きてこれた甘ちゃんだったということだ。
でも子供の高校進学で初めて自分もちゃんと現実と向き合えた気がする。生きるとはなんともドロドロしたものだ。きれいごとが好きだから、今まで通り出力(しゅつりょく)はきれいごとになるよう務めたいがなんか自分にもターニングポイントになった気がする長男の受験。
さて、どうなることやら。
どこへ向かおうかな。