世の中どうでもいいサンダル
固定化された色に、ボクらは抑圧されている。
そう感じたから、ボクは多色のうごめきで、解放の物語を描く。
抑圧された世界は、実は「どうでもいい」世界で、
「こうありたい」という解放の世界に自己の悦びが宿る。
世の中どうでもいいサンダルを履いている時、ボクたちは、
サンダルを通した視覚的/触覚的身体感覚により、
抑圧された唯一の世界から解放され、
オルタナティブな世界へと自己を拡張する。
解放とは、
自分の美しいと感じる世界を持ったり、手放したりすること。
オルタナティブに広がる世界に寄り添ったり、寄り添わなかったりすること。
自己を固定化せず、流動体のように流れる。
自分と全く同じ人間は存在しないし、分かり合えない関係性は存在する。
全員が同質化しなくてはいけないわけでも、受容し合う必要もない。
寄り添ったり寄り添わなければいいんだ。
僕らはどうでもいい世界に生きてる。