「“正しさ“って、とても残酷ですよね。人をその指標でしか測れないようにしちゃう。効率性の高さが正しさなのか、利他性の高さが正しさなのか。 けっきょく正しさなんて、ひとつの指標でしかない。 なので正しさを求められたとき、僕は積極的にヘラヘラします。クズなんですみませんって。」
「『ああ、このサンダルは普通に履いてもらえるはずだったのに、変な色塗られてタンスに挟まっている。かわいそう。』と思いますか? 『この引き出しは物を入れて閉じてるはずだったのに、サンダル挟まって閉じれなくなってる。かわいそう。』と思いますか? 僕らは無意識のうちに固定されている」
「正しさって、その空間の、その時の、その状況の中だけで有効なんですよね。なので常識とか正しさを振りかざしてくる人って、見えてる世界が超狭い。もっと正確に言うと、視野が狭い状況になっている。人の正しさは変化するものなんですよね。 どうですか?こう言われると反論しにくいでしょ?」
「めっちゃムカつくときってあるじゃないですか、生活してたら。そんなときでも、僕は誰かを悪く言ったりするようなことはしないです。だって誰かを悪く言うのって、自分のことを悪く言うのと同じようなものだと思うんですよね。 だからね、僕の悪口は言っちゃダメですよ。傷つくのは君だからね。」
「僕はですね、もう成長という概念を捨てようと思うんですよ。だって成長ていうのは、ある特定の価値観において自分の価値を高めていこう、という考えだと思うんですよね。価値を高めるのはいいとしても、特定の価値観にとらわれるのは何か嫌じゃないですか。身体の長さなんてどうでもいいんですよ。」
「僕は本を読むのが好きなんですよね。 何で好きかっていうと、どこかの誰かが書いた文章に没頭することによって、その人の経験や感性を自分の中にインストールできる感覚があるわけですよ。で、俺すげーやつになるなー、て思いながらコンビニ弁当食って酒飲んで寝るわけです。最高ですね。」
「年末年始など節目のタイミングになると、ダイエットとか英語とかの検索ワードが伸びるらしいです。節目のタイミングで決意を新たにするわけですね。 僕ですか?僕は自己と世界の狭間で脳が爆発する悦びを追求するのみです。 快楽主義なので、資本主義的な人生を変えるとかはないんですよ。」
「成功って上に行くこと?成功は幸せのために目指すもの? もしそうなら、幸せとは人々が上へ上へと目指す中で勝ち取るものなんですかね? 僕は幸せに成功は必ずしも必要ないと思っているので、一方向ではない生き方を考えます。だからいつもヘラヘラしてるんですよね。不便な人間ですよ。」
「テレビって無目的にダラダラと、しかも義務なのか何なのか普通の人は必ず観るみたいな価値観あるじゃないですか。 僕みたいなクズは、もうそういうのって際限なくずっと観ちゃうんですよね。 だから、テレビは売り払いました。 大衆化されたくないじゃないですか。」
「タバコがまだ1箱300円ぐらいの時の話なんですけど、当時全くお金が無くて。 なので、友達30人から10円ずつ集めていってタバコを買おうとしたことがあるんですよね。 10円だったらくれそうじゃないですか、誰でも。 まあ、そもそも30人も声かけるのが大変すぎてやめたんですけどね」
「なんで約束の時間を守らないのかって? 時間を守るとか守らないとかの軸で捉えるのって、何か無機質なものに感じるんですよね。 だから僕は気分が乗ったときに動く。 そうすることで『今は気分が乗っている時間なんだ』という意味が生まれるわけです。 え? あ、はい。すみませんでした。」
関係性のうごめきは、人を酔いに導き、時間感覚を狂わせる。 狂った時間感覚は、身体性を拡張し、自らの意思を超える。 つまり、昨日は飲みすぎたということ。きもちわるい。
予測された未来に従って努力するよりも、未来を想像しながらボーッとしたい。
このまま外に出れば、解放されるかも。