第11肋骨は面白い!!
肋骨は胸椎や胸骨と関節を構成し、カラダでは鳥かごのような構造をして心臓と肺を守っています。
この肋骨の11番と12番は浮遊肋といわれ、単独で触れられるのが特徴として挙げられます。
最近購入した私の相棒「ボンボン」の肋骨を見ても、たしかに単独で触れられることがわかります。
今回はこの11番目の肋骨の面白さを伝えたいと思います。
私は「学生に向けた授業」をするときには、この肋骨を触れることのビフォーアフターをよく見せます。
理由は簡単で、皆が驚き、興味を持ってくれるので、その後の授業が比較的スムーズになるのです(*^-^*)
カラダって面白い、そして第11肋骨って面白い!!と思えれば、カラダの様々なところに興味が湧いています。
ちなみにこれは「形態構築アプローチの理論を用いた内容」ですので、興味のある方は是非トライしてみてください。
指一本でこんなに変わるのか
という事実が分かれば、
カラダは繊細であり、特に大きく動かしたり、大きなアプローチをしないと変わらないという固定概念を捨てることができます。
私たちの頭の中には、カラダに変化を与えるには「大きく動かすことが求められる」というイメージが自然とあるはずです。
でも決してそんなことはなく、触れたり、皮膚を誘導するだけでも十分な変化をだせる事実をまずは知ってただき、臨床では刺激をどう加えるかを考えるきっかけとなれば幸いです。
さて、実際にやってみましょう。
方法は非常に簡単。
第11肋骨の突端に示指を当て、1㎜~2㎜の幅で優しく10秒ほど揺らす
これだけです。
(イラストは骨模型なので小指で触れていますが、実際は示指の指腹で軽く触れて揺らすだけです)
こうすることで同側の体幹が前方へ移行し、股関節外転に必要な運動域を確保することができるようになります。
(詳しくはセミナーなどでお伝えします)
さて、実施する前と実施した後で、側臥位での股関節外転筋の変化を確認してみましょう♪
「こんなに変わるのか!!」と驚くはずですし、
実際の学生の驚きはいつも嬉しいものがあります(*^-^*)
そして、こんな刺激で変化するなら、アプローチはどうしたら…
こういったことを考えるきっかけになれば幸いです。
是非、明日の臨床でいろいろ試してみてください。
素敵な発見も多々あると思いますよ♪
それではまた次回
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