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りそなグループB.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦第16節 GAME1 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ🆚群馬クレインサンダーズ


1/4   ドルフィンズアリーナ


○はじめに


強豪チームとの連戦その3は群馬。連勝を重ねて絶好調で、あの島根や東京相手に連勝して現在東地区2位。レーティングもどんどん上昇して恐ろしいチームになっている。
何といっても弱点であったディフェンスを強化して変貌している点が凄い。派手なオフェンスチームだったが、ペースを遅くしてじっくり攻めて、しっかり守る攻守に隙がないチームになっている。
ミリングHCとのHC対決も注目。

○スタメン、欠場

張本がコンディション不良で欠場


○試合展開、結果

1Q
マーフィーからチータムのワンハンドアリウープ、エサトンのダンクが飛び出す派手な立ち上がり。
群馬はスリーが高確率でスコアしているが、ターズスキーがいきなり2つのファウル。
名古屋はトランジションで群馬を攻略。
エサトン、チータムが機動力で魅せる。
終盤にセカンドユニット主体になると、群馬はオンザコート1を採用。フリッピン、浅野、八村、辻、ティーマンという面白いラインナップ。名古屋のトランジション対策か。
この策が成功して群馬は点差を縮めた。

2Q
シーズン序盤に比べてチータムのボールプッシュが威力を増してきた。メイとチータムを選んだ編成はここも大きなポイントだったのかと想像してしまう。
セカンドユニット対決は継続で始まったが、流れは名古屋が掴んだ。群馬にタフショットを打たせている。
群馬がティーマンと浅野に替えてジョーンズと野本のオンザコート1のスモールラインナップ。名古屋はエサトンのオンザコート1で菊池と佐藤を入れた高さで優勢なラインナップ。非常に面白いコーチ陣の攻防。昨シーズンのCSセミファイナルを彷彿とさせる、知将同士の駆け引き。
この奇策の応酬は名古屋に軍配。一気にリードを広げた。群馬はここでメンバーを戻していく。
群馬は藤井とターズスキーが仕事をして流れを引き戻す。
名古屋は群馬のディフェンスを攻略して得点を重ねるが、ファウルが多くフリースローで失点をしている。
終盤には名古屋の激しいディフェンスからのトランジションが徐々に優勢に。

3Q
名古屋のシュートが入らない間に、オフェンスリバウンドの力もあり群馬の得点が伸びて3分半でほぼ追いつかれた。
オフェンスの形は悪くないし、ディフェンスもそこまで悪くはないが。
ターズスキーの3ファウルを引き出したのは朗報。
しかし5分経過してついに逆転を許す。
そこから両チーム粘りのディフェンスで得点が伸びず我慢の展開。
終盤にファウルがかさんでフリースローなどピンチもあったが、何とかリードは広げさせずついて行ったという展開。

4Q
スタートはエサトンがベンチだが、3Qの悪い流れは断ち切れた。拮抗した展開が続く。
名古屋は一度齋藤を下げてビッグラインナップ。
群馬はジョーンズ中心の機動力重視のラインナップにターズスキーの高さを上手く使ってくる。
ジョーンズの存在間が増して群馬3点リードでオフィシャルタイムアウト。
最後の4分になりお互いにスタメンに戻す。
齋藤はスリーが入らないが、ペリメーターがよく入って繋いでいる。
残り2分でオフェンスリバウンドからしぶとく繋いでマーフィーのスリーが決まり名古屋逆転。拮抗した攻防で勝敗は読めない。
群馬はジョーンズにボールを集めて点を取りに行く。
名古屋は今村が起点になってボールを散らす。
残り30秒で群馬が2点リード。
ここで細川のクラッチスリーが決まり5点差。
名古屋はエサトンのスリーが決まり可能性を残すが、ファウルゲームも時間が足りずタイムアップ。


○スタッツ

Bリーグ公式サイト


Excel


○コメント、ゲームレポート



○ハイライト



○感想

・マーフィーのディフェンスが効いている。宇都宮ではニュービル、渋谷ではクレモンズ、そして群馬のジョーンズと化け物のようなオフェンス力を持つ外国籍たちとマッチアップしてきた。
帰化・アジア枠の選手がいない名古屋にとってマーフィーの存在は欠かせない。

・名古屋のトランジションがどんどん速くなっている。チーム全体で意識が高まり、共通理解となっている様子。ペースが遅い展開を得意とするチームには脅威になるレベルになってきた。

・今村の存在が大きい。まだ本来の今村の力からしたら物足りない部分もあるが、オフェンスのスペーシングを整える役割を担っている。ハンドラーとしてオフェンスの停滞を打開する能力も高い。あとはフローターの確率が上がってくればもっと脅威になり得る。2Pのシュート確率が課題。

・メイは少しずつ良くなっている。ディフェンスとボールプッシュで貢献しているし、シュートタッチも徐々に改善しているように見える。このまま良くなっていげば、終盤戦には間に合うか。

・群馬はタレント力が半端ない。そこにミリングHCの手腕が加わりかなり強くなっている。遅いペースのスタイルにフリッピンが少し苦労しているようにも見えるが、短期決戦では彼は爆発するから関係ない。CSではかなり有力なチームになる。

・まだGAME1だけだが、群馬と互角の戦いが出来ている。明日もしっかりと戦えるのならば、名古屋のチーム力は本物と自信を持つことができる。


○記事

中日スポーツ


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