りそなグループB.LEAGUE 2024-25 第18節GAME1 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ🆚大阪エヴェッサ
1/25 ドルフィンズアリーナ
○はじめに
オールスターブレイクが明けて、最初の相手は大阪エヴェッサ。昨シーズンまでの仲間であるパークスJr.さんがいる事でお馴染みですが、今シーズンの大阪はペースが速くてスモールラインナップで走るバスケ。大雑把に言うとドルフィンズとスタイルが似ている。
ハイペースバスケで点の取り合いに勝つ!
○スタメン
○試合展開、結果
1Q
ゲルンが早々に2ファウルでベンチへ。
オフェンスリバウンドで名古屋が圧倒。かなり人数をかけて取りにいっている。
そして2PTの確率で大差がついた。インサイドの頑張りとペイントアタックで優位に立った。
2Q
齋藤の高さのミスマッチを狙う大阪のオフェンス。齋藤へのヘルプまでスカウティング済みでキックアウトからのスリーが決まる。特に木下は齋藤に対してスピードでも負けずに高さで勝つというキープレイヤーになっている。
さらにバッツに対してはスピードでとことんいじめられた。大阪はゾーン対策も万全の様子。
かなりリバウンドを改善してきた大阪。むしろやや大阪優勢。シュート確率は同等だが、ターンオーバーの数に差がつき、3PTシュートの試投数で大阪が上回った。
最後のポゼッションで齋藤とエサトンのPnRの構えから牧のヘルプを意識させて、フリーの佐藤のコーナースリーはやり返した感があって最高。
3Q
リバウンドは変わらず大阪優勢。しかし大阪は2PTとフリースローの確率が悪く、それに助けられて名古屋が若干リードを広げる。
チータムが迫力のダンクを連発して会場の温度を上げた。
そして佐藤のスリーが良く入る。今日は好調の日。フォームが洗練されてきた感がある。
4Q
出足は拮抗していたが、2分半で齋藤が4つめのファウル。そこから1分間で一気にワンポゼッション差にまで追いつかれた。そして殴り合い。残り時間2分半でついに同点に。
お互いにピックショットを連発し一歩も引かず。アンスポもお互いに交互にするスリリングな展開。
残り時間40秒でボンズのディープスリーで大阪がリード。しかし残り23秒で今村が今日初めてのスリーを決めて同点。そのままオーバータイムへ。
このQはリバウンドは互角に持ち込んだが、ターンオーバーで差がついてしまった。そして試投数だけでなくシュート確率も大阪が優位。特にインサイドで差がついた。大阪は3PTもとにかく良く入った。
OT
1分でボンズがファウルアウト。名古屋が先行するが、大阪はディフェンスで粘り、木下とルーサーのスリーが火を吹いて逆転。しかし中東のスリーとフリースローで再度名古屋が前へ。
それでもルーサーが止まらない。1人シュートを沈め続けてまた逆転。
ファウルゲームで大阪のフリースローが1本外れて2点差、残り9秒。
今村がPnRでハンドルするが、マークを外せず苦し紛れのドライブで時間切れ。シュートを打てない幕切れとなってしまった。
OTはリバウンドは名古屋が圧倒。しかし、2PTシュートの確率で大差がついた。名古屋が悪かったのはここだけ。あと1本がという内容。大阪のビッグショットが続いたのは仕方ない。
○スタッツ
・Bリーグ公式サイトより
・Excel表
○コメント、ゲームレポート
○ハイライト
○感想
・大阪の3PTシュートが火を吹いた。18/44は異常な数字。44本も多投して40.9%の確率は驚異的。しかもタフショットやディープスリーも何度も決まる恐ろしい展開だった。勢いとはこういう物か。木下やルーサーは神がかっていた。そしてボンズがキャリアハイの活躍。
・フリースローの確率は大阪は悪かった。それで何とか拮抗したスコアになったか。リバウンドは名古屋が圧倒したが、ターンオーバーの数で相殺されたか。
・4Qに何故あそこまでシュート確率に差がついたのか気になるところ。リバウンドで大阪が互角まで押し戻したのも含めて、デニスHCの言うフィジカルで負けたという事か。
ターンオーバーが4-0というのも勝負所でこれはいただけない。
・最後の今村は悔しすぎる。あれはどんな態勢でも打たなければいけなかった。打たない限り100%負けるのだから。
4Qのクラッチは流石のシュートだっただけに、悔やまれる。
・これで昨シーズン継続していた黒ユニの無敗記録が途絶えた。余計な雑音は全て忘れて、必勝の試合に勝つ事だけを考えて明日は臨んでほしい。明日もし落としたら後半戦がかなり厳しい情勢になる。
・オフェンスリバウンドに人数をかけるので、取れなかった時に速攻をくらうのは仕方ない。分かっているが、大阪のように速攻を狙うチーム相手には怖さも付きまとう。
・齋藤の高さ、バッツのスピードの2点を狙う大阪のオフェンスは効果的だった。特に連動したチームオフェンスでそこを突くのは見事だった。バッツは短期補強なので仕方ないが、齋藤はそれ以上にオフェンスで点を取るしかない。