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12/6の夜に思うドルフィンズの事



・テーマはペイントアタック


ロスターが完成した時にまず感じたのは、今シーズンのテーマはペイントアタックだなという事。
実際、昨シーズンにオフェンスが停滞した時は、スリーがないハンドラーは離れて守られて、他の選手のドライブスペースも消され、スリーがある選手はスリーをケアされて打開できないという状況だった。
結果、斎藤とビッグマンのピックしか打開策がなくなる試合があった。
中東とパークスジュニアのハンドルは向上の途上で、まだ課題もあった。
そこを改善するのが、今村、メイ、チータム、加藤の役割。
ペイントアタックが増えれば、キックアウトからのスリーも打ちやすくなるし、ペイント内の得点も増える。

・スリーの確率


しかし、今シーズン序盤、今村不在の影響もあるのか、ペイントアタックが思ったほど威力を発揮せず。そのせいか、スリーの確率は大幅に落ちた。
もちろん、最も多投する齋藤とメイが不調で大きく確率を落とした事が直接の要因ではある。
ここ数試合を見ると、おそらく齋藤、今村、マーフィー、メイの4人がスリーを多投する事になる。この4人は、35%以上決める事が求められる。
そして他のメンバーは38%以上を狙いたい。お手本はエサトン。
このスリーの確率が上がってくれば、ディフェンスはより外に広がり、相乗効果でペイントアタックが有効になる。

・オフェンスは上記の2点がポイント。


インタビューで言及された新しいシステムというのが、私レベルの知識では具体的にどんなものか分からない。
気づいた変化としては、ハンドオフでハンドラーがボールをもらうまでにいくつか動きが増えた事と、スペインピックの回数が減った事、メイとチータムがいるので外国籍のドライブが増えた事くらい。

・ディフェンス


昨シーズンはスミスが加入した事で、前からの積極的なプレスディフェンスはある程度封印した。
今シーズンはそれを全開に振り切っている。序盤戦は息が合わずに空振りするシーンが多発。その後のローテーションも遅れが出てしまい、ディフェンスは上手くいかなかった。
しかしバイウィーク明けの京都戦からはかなりの改善が見られた。これだけ連携が取れるようになれば、安定した戦いができるはず。

・残る課題はメイの復活とチータムの融合


チータムは徐々に良くなっているので、時間が解決しそう。
メイは、よく分からない。
分からないので思いつきだが、メイだけはペリメーターでシュートをもっと打たせてもいいかもしれない。他にペリメーターが得意な選手がいないので、スペーシング的にもいいかも。
エサトンのプレイタイムがチームで1番長くて、得点とリバウンドも1番多いというのは、負担をかけすぎでバランスが悪い。徐々に改善していきたい。

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