見出し画像

りそなグループB.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦第17節 GAME2 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ🆚アルバルク東京


1/12     国立代々木競技場 第二体育館


○はじめに


GAME1で攻守に渡り圧倒して東京に勝った名古屋だが、アドマイティスHCの語る危機感と覚悟からも、東京がこのGAME2にプライドをかけて臨む姿勢は明らか。全てを出し尽くす戦いを仕掛けてくるはず。
それを跳ね返す力があるかどうか。インサイドの攻防が激しくなるだろう。

○スタメン、欠場

前日の試合終盤に負傷した齋藤は欠場。どれほどの症状なのか気になるが、まずはこの試合を乗り切れるか。

○試合展開、結果

1Q


立ち上がり東京はリバウンドの意識が高く、昨日とは違う所を見せている。
名古屋は形は悪くないが、シュートが落ちている印象。ディフェンスでは粘れている。
そしてチータムだけはシュートタッチが良くて得点を重ねる。
6分間は優劣なしか。
セカンドユニット主体になっても大きく状況は変わっていなかったが、メインデルのスティールからの速攻と、安藤のスリーで東京がリード。
バッツがいる時間帯にインサイドで強みを作れず。今村のドライブ時にゴチャゴチャしてファウルやキックボールを見てもらえない不運も重なった。

2Q


安藤のスリーが1本入るが、その後はお互いに我慢の展開でシュートが入らない。
エサトンがムービングスクリーンを取られて2つめのファウル。やはりかなり厳しい判定をしている。スローで見るとディフェンスがぶつかった後にそのまま一歩動いている感じだが、完全に止まらないと吹かれる可能性あり。
すぐ次のポゼッションでサイズのシュート時のファウルを取られてエサトン3つめ。スローで見ると全く接触しておらずファウルではないが、サイズのバランスの崩し方と見る角度次第で接触しているように見える。
ファウルトラブルでグダイティスがいない時間にバッツを投入する事になり、オンザコート1で張本というメンバー。これでバッツの強みを活かす事に成功し、加藤のスティールで流れを変えた。
東京はサイズを下げてグダイティス投入。
加藤の頑張りで粘り、終盤はチータム投入の上ビッグラインナップ。
今村が好調でじわじわ点差を詰める。
速攻のレイアップでメインデルが背中を押したプレイに笛がならず今村激昂。
昨日はそんな事はなかったが、今日は審判の目が微妙な試合になっている。
完全に捉えたが、最後の小坂部のシュートが入るあたりはまだ東京にツキがある。


3Q


加藤のドライブでサイズが3つめのファウル。グダイティスも3つで、ファウルトラブルが勝敗に大きく影響してきそう。
今村のシュートタッチが継続して好調で東京についていく。
そして加藤のドライブを東京が1on1で止められなくなっている。
ミスマッチを狙う東京のオフェンスを止めるまでには至らず。互角の進行。
ロシターのゴール下でファウルを貰う動きは、接触する前に体勢が崩れていて明らかに違うだろうと思ったが、スローで見ても明らかに違った。不運。
さらにバッツが狙われて4つめのファウルをおかす。
ファウルトラブルの我慢比べはやはり東京に軍配が上がった。
残り時間4分
ここでマークがあいた加藤のスリーが決まれば同点だったが、惜しくも入らず。
ここから東京のオフェンスリバウンドと安藤の連続得点でついにリードを奪われる。
そして岡本が上手くエサトンのスクリーンの足に引っかかり4つめのファウル。避けれるだろうが、避けなければファウルになる可能性が高いなら正解の選択だろう。今日の審判はあれを吹くというのはアジャストしたかった。
最後も安藤のスリーで締められた。

4Q


岡本はファウルになっても構わないというディフェンスをしているのがよく分かる。数分のプレイタイムを得た時に、自分の役割を徹底的にこなすタイプ。各Qにファウルを5つしっかりと使おうというアドマイティスHCのバスケにマッチしている。
残り時間6分を過ぎてエサトンがオフェンスチャージングで退場。まだ我慢してもいい時間帯だった気がする。相当に苦しくなった。
しかしここからチータムが獅子奮迅の活躍を見せる。攻守にハッスルしてチームを牽引。わずかな希望を繋ぐ。
しかしバッツが5ファウルで退場。張本を投入。
残り時間3分20秒。時間を使う東京。
残り時間2分30秒で10点差。中東のディープスリーが決まり7点差。テーブスに決められ9点差。チータムがファウルを受けてバスケットカウント3点プレイ。サイズが足を出して引っ掛ける悪質なファウルに見えたがスルー。ベンチではあの温厚な坂本まで怒っている始末。
6点差1分50秒。
時間を使うテーブス。残り数秒で動き出すが加藤がシャットアウトしてタフショット。今村のスリーが外れるがチータムがリバウンド回収して4点差残り1分。
安藤のスリーが外れるがリバウンドを取られてファウル。ロシターのフリースロー。2本決まり6点差。タイムアウトから今村のドライブでファウルを貰いフリースロー。1本外して5点差。残り21秒。ファウルで小坂部のフリースロー2本決まり7点差。
そしてエンドインバウンズでミスが出て東京ボールで終了。最後は嫌なミスが出てしまった。

○スタッツ

・Bリーグ公式サイト

・Excel


○コメント、ゲームレポート


○ハイライト


ハイライトではないけど、バズってたのでこれを置いておきます。

○感想

とにかく激しい東京。インサイドでは特にフィジカルに戦いを仕掛けてきた。前日の試合からアジャストした面もあるのだろうか、オフェンス時に上手くファウルをもらいにきていた。
ムービングスクリーンの笛が厳しい傾向も上手く使われた。ディフェンスが激しくバランスを崩すとムービングを疑うという印象。明らかに完全に止まっているという状態でないと吹かれかねないくらい厳しかった。
あとは昨シーズンのスミスにぶつかって吹っ飛ぶとスミスのファウルになる現象を思い出した。
東京はゆっくりとハーフコートバスケを展開するので、スクリーンがしっかりと止まってからドライブが始まるので有利か。
後はどちらに有利か問わずともかく微妙な判定が多い試合だった。

齋藤不在で、エサトンがファウルトラブルでほとんど満足にプレイ出来なかった展開で、ここまで接戦に持ち込んだ事は名古屋にとってもポジティブ。
東京が全てをかけて臨んだと思われる試合だけに、なおさらその価値は大きい。お互いに万全な状態の戦いなら負けないという自信を掴んだ試合になった。やはり東京とは相性がいいと再認識した。
しかしその上で東京は大倉という伸び代があるので要注意。ここまでフィットせずHCにあからさまに失望のジェスチャーされるのもキツそうだが、チームにフィットしたら弱点が1つなくなる。
さすがにフリースロー確率はメンバー変えないと改善は難しいだろうけど。

齋藤不在で加藤が、エサトンが働けない分をチータムが補う活躍。そして足りない得点を今村が牽引した。
連勝を狙っていたはずなので悔しい敗戦だが、確実にステップアップしている。オールスター後の連勝でチームの覚悟と底力を見たい。

○記事

・中日スポーツ

・2for1



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集