大辞典からしか摂取できない養分があると思うの
秋から留学生対象の日本語学講義の授業がありまして、シラバスを急いで作らないといけない(今週末がデッドライン!)というので、アンカラ滞在時期に日本で購入していた『日本語学大辞典』を改めて開いてみたのですが、なんと形容すればよいのでしょう。この幸福感。
大辞典というだけあってありとあらゆる日本語学に関連するエントリーが並んでいて、ぱらぱらとめくるだけでなんというかこう、満たされるものがあります。時間いくらでもつぶせる、「神辞書」ですわこれは…。至福だ…。
上述の大辞典は2018年に刊行されていまして、公刊されたという知らせはアンカラにいてももちろん知っていました(SNSさまさまですね)。もちろん欲しいなと思ってはいたのですが、ただ金額が金額でしたのでね…まともに購入すると諭吉(いやもう今は「栄一」か)が4枚は飛ぶという定価だったのですが、ちょうど刊行の時期に日本語学がご専門の知り合いから割引価格(たしか3割引きくらいでしたか)で新品同様の辞典を譲っていただいたのでありました(某大学のO先生、その節はありがとうね!)。
入手したのはたしか東京で、その知り合いの先生とは一時帰国中だったか出張中だったかに、東京の立川(国立国語研究所がある都市というので知られていますね!)でお会いした時に辞書を手渡していただいたように記憶しています。
当時トルコに持って帰ろうかどうか悩んだんです。トルコでこそ日本語学は直接役に立つ分野でしたから。
が、なんせ重いし、いずれ日本に本帰国するしなあ…と思って、結局長崎の実家に残して行ったのではなかったかと記憶しています(だから、2018年にはもう本帰国をイメージしていたのだよなと思います。まあそれはさておき)。
そんなわけで、入手後しばらく自宅の片隅に眠っていた大辞典ですが、改めて考えると今になってようやく堪能する好機が到来したということなのでしょうねこれは。
ということで、大辞典からの養分摂取。
日本語学・日本語教育関係のお仕事を運良く長崎にて賜った副産物的恩恵…ということなのかもしれません。しらんけど。
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