さあさ、ご一緒に
2月から受講しているオンラインペルシア語講座では、先生が日本語の説明とペルシア語会話練習のパートをメリハリをつけてくださる形で分けてくださっているのですが、そのときに
とよくおっしゃっていて、その意味は場の空気で「受講生のみなさんで一緒に声に出してみてください」という趣旨のことを表しているのだなと理解したところで、調べずにそのままにしておりました。
実際にこの表現を文字で書き表すことも今まではなかったので、特にマークしていなかったのです。
さて本日はイラン暦の元日たる、ノウルーズ(novruz)。あえてアゼルバイジャン語で書きましたが、イラン文化の影響を受けた地域はテュルク圏でももちろんお祝いをします。アゼルバイジャンでも盛大にお祝いをするので、しばらくの間は現地、祝賀ムードであろうことが容易に想像できます。
そういうわけで、SNSでも現地在住の友人に向けて、以下のような祝賀のメッセージを書きます。我々現地に知り合いがいる人間にとっては当然、毎年恒例のメッセージです。
そうしますとうれしいことに、彼らからその返事として反応をもらうことがあります。今年いただいたのは、この2つ。あっ、と声が出ましてね…
あ!ペルシア語からやんこれ、と。
ペルシア語からの借用として、ここにもアゼルバイジャン語に入ってきている単語に気づいた次第でありました。
そんなわけで"bahəm", トルコ語だとberaberに相当する単語だろうなと思ったのですが、あれそういえばberaberってたしか辞書で引いたらペルシア語起源になってなかったっけ?と思いまして。で、辞書をひくとたしかにペルシア語から来たということになっているのですが…
ペルシア語は(1)で見た通り、違う語を使っている…とすると、このberaberはいったい…?というところまできて、いやあかんこんなことしてる場合じゃなかった、発表資料作らなきゃとふと我に返るそんな春の始まりの日であります。
そんなわけでみなさまもどうぞ、よい春の訪れを。
テュルク諸語の勉強とともに、世界に希望と平和がもたらされますことを祈りつつ。Novruz bayramınız mübarək olsun!