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アゼルバイジャン初日:入国の喜びも束の間…

学習しない男

感慨に浸る間も無く、空港内を急いで動いてなんとかイスタンブルからの乗り継ぎを果たします。スーツケースは間に合っただろうか、この短い乗り継ぎの間に…と、今度は別の心配をしだすんですから我ながらどうかしてる。

自分でもやや強迫神経症的な兆候があるなとこういう時に思います。乗ったら乗ったで、トランジットのセキュリティチェックのときにパソコンちゃんとリュックの中に入れ直したっけ?とか、途中で財布とかすられてたりせんやろな?とか。

それくらい心配なくせに、いざとなったらリュックごとタクシーの後ろに残したまま降りてしまう(「カザフスタン事案」と個人的に呼んでおります)くらいにはおっちょこちょいでもあるわけで、本当に御し難いものだなと思うのでありました。

結局トイレに立つついでに上の棚を開けて、自分の荷物の中身も確認できたのでことなきを得たのですが。もしあのときPCが入ってなかったら、もうこの出張もほぼほぼジ・エンドに近かったのではないかと思ったり思わなかったり…

バクーが近づいてきました。手が写っていますがお気になさらず

ようやく念願のバクー訪問が叶います。あとは、入国審査の時に落ち度がないことを祈るのみです。

無事入国!

飛行機を降りますと、まずヴィザ申請の機械が4台ほど通路横に並んであります。アライバルビザを取得する人(できる人。パスポートの種類、国籍により対応が異なりますので詳しくは調べてね)は、そこで申請をしてからイミグレーションに並ぶことになります。

イミグレーションは、アゼルバイジャン国籍の人とそれ以外の人とで別に分かれます。それほど待つこともなく、自分の順番に。係員のおねいさん、マスクをかぶってはいたけど、ちゃんと装着してなかったというのが印象的でした。

今回の入国にあたっては、4点セット。すなわち、パスポート本体にワクチン接種証明書(ワクチン・パスポートと呼ばれているやつですね)、PCR検査陰性証明書(出国前に羽田空港でとった書類ですね)、そしてEビザ取得証明書。

問題なく通過できました。よかったよかった。
あれこれと事前から不安でしたが、うまくいって本当に安心しました。この時期の渡航というのは、コスト的にも手続の手間という意味でも、よほどではないとなかなかしにくいなと改めて思います。

自分にしても、今回出張の機会をいただけたからそれならば、という状況でしたので。でなければ、まだその時ではないと言っていたかもしれません。いや、行ってたかもしれんけど。それほどにアゼルバイジャンというのは今の自分にとっては魅力的な場所なのです。たぶん。

税関を出てすぐのところ。ちょっと見にくいですが、電光掲示板に「カラバフはアゼルバイジャンだ」というスローガンが表示されていました。隣国との緊張関係がリアルに感じられます。

喜び一転

今回は、出張の間にアゼルバイジャンで経験したことをできるだけリアルタイムにSNSでも一部紹介しようと思っていたこともあって、レンタルWi-Fiを日本から借りてきていました。それで、空港を出てもすぐにネットに接続できたのですが、そこでフォロワーの一人が「いいタイミングでツイートしたね」とおっしゃる。

どういうことですか、と聞くと、日本政府が航空会社に新規入国予約の停止を要請したとかいうではありませんか。

注記: 2022年12月2日時点で一度撤回された模様です。

https://www.47news.jp/news/7119342.html

え?これって何?国籍問わず、全員帰国できなくなるってこと?
ワイ、ちゃんと帰れるの…?というか、この時期になんでそんなことするの?それでオミクロン株防げる(と本気で思ってる)の?

さまざまな感情が、入国の喜びを見事に吹っ飛ばしてくれましたよね…

バクーの街並みの一角

とはいえ、もう来てしまったものは仕方ないものなあ…とりあえず、様子を見るか、と開き直るしかないのでありました。

さてバクーについて、心配していたもう一つのこと。それは、市中の商店や飲食店に入るのにどのくらい制約がかかるか(あるいは、日本で発行してもらったワクチンパスポートが有効なのか)ということでした。

ひとまずは書店に入ります。これはマスクさえしていれば問題なし。今回の滞在中アゼルバイジャン語の勉強も(もちろん!)やるということで、辞書などを買い揃えました。

スーパーでの買い物も、マスク着用で同様に問題なくできました。室内ではマスク着用が義務付けられているということのようです。街中の店のあちこちに”Maskasız girmək qadağandır”(マスクなしの入店は禁止です)という張り紙があるのを何回か目にしました。

続きは以下から。毎回エクストラの部分を有料とさせていただ苦ことにしようと思っています。滞在期間中、できるだけ毎日更新する予定です。全文全コンテンツ閲覧可能なマガジン購読をぜひ!

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